ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

予知能力話しの続き

2014-12-12 07:03:54 | 街を徘徊して


ちょっと硬い内容ですが
建設工事現場に必ず掲げられている「KY」という文字の意味を知っていますか。
これは “空気を読め”ということではなく、「危険予知」という言葉の略です。
危険の予知、つまり例えばここに物を置いたら次にどうなるのか“もしも”で考えましょうということ。
地震が来たらこれが落ちて下にいる人を怪我させるかもしれない、
これにつまずく人が出るかもしれない、
そうしたらどのようにすることが安全だろうかと考える、
工事現場では災害をなくすためにこのKYが徹底されています。
3年前の3月11日に起こった大震災の時、スカイツリーのあの高い場所の不安定な工事現場で災害が起きなかったのはKYが徹底していたからと思います。
後から聞いた話では、現場では常に地震が来ることを想定していて、
例えばスカイツリーの中で天辺に付けるアンテナ塔を釣り上げている最中に大地震が来たらどうなるか、などシュミレーションし対策を取っていたそうです。
そして実際に釣り上げている最中に地震が来てしまったのですが、事前対策が功を奏し何も問題は起こりませんでした。