ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

マクドナルド、どうした?

2015-04-17 18:38:12 | 街を徘徊して


マクドナルドが1年以上も売り上げが伸びず、今年に入ってからは前年比-30%の状態が続いているというニュースが流れています。
1971年創業以来の危機状態だということで約130店舗を閉鎖、リストラ、社員の給料を下げることになったそうです。
しかし今回退職した原田会長には3億4000万の退職金、カサノバ社長には1億700万、各役員には7800万の前年期の報酬が支払われるそうですから(いかにもアメリカ的)現場の不満が燻るのではないかと思います。
ところで関連ネット記事に、世間を騒がせた異物混入は24時間営業に原因があるのではという意見が述べられていました。
つまり掃除する時間がないから。
これで思い出したことがあります。
創業者の藤田田(でん)さんのやり方は、営業時間が終わると中の電気を全部点け、明々とした状態で徹底的に掃除をさせました。
これには別の目的があって、掃除しているのをわざと見せるためでした。
当時は遅くまで開いている店はありませんので、その暗い中、マクドナルドだけが皓々としていて中を覗くと皆で掃除している、これが藤田田さんの自慢だったようです。
焼く部分などは全部分解して洗うという徹底ぶりだったそうです。
これだったら従業員の意識も変わりますから異物混入の余地はないでしょう。
この時からすると時代も、考え方も、嗜好も変わりました。
カサノバ社長は起死回生にアメリカ本社が送り込んできた人材でしたがいつまで迷走が続くのでしょうか。
(余談ですが「マクドナルド」と名称を決めたのは藤田田さんです。アメリカ式の「マクダーナルズ」では日本式発音に合わないと反対したからです。)