ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

若い人は知らない、もう一つのクリスマス

2016-12-25 10:37:53 | 街を徘徊して


(巨大なツリーのクリスマス :KITTE)

(キリスト教の方には失礼なことを書くことになりますがご容赦下さい)
今はどこでも“真面目な”クリスマスとなっていますが、
と言うのも、ちょっと前までは“クリスマス”とはクリスマスイブまでのことで、
25日は年末大売り出し商戦の開始日でした。

これには「初めて日本に来た時、すごいカルチャーショックを受けた。イブまではアメリカの雰囲気と同じだった。しかし翌日はクリスマスのクの字もなかった。」と
ある番組の中でアメリカ人が話していました。

私が小学生の頃は、クリスマスとはバーとかキャバレーのお祭りのことでした。
当時は小さい都市にもキャバレーがあり、クリスマスが近づくとおやじ達は赤とか銀色の三角帽子をかぶって、そこでドンチャン騒ぎをしていました。
クリスマスとは“西洋式忘年会”の感覚だったと思います。

それが1964年東京オリンピックの頃だったと思いますが、ファミリークリスマスとか言われ始め、家族そろってケーキを家で食べるようになりました。
ところで家を離れて1人暮らしの時を思い出しますが、“クリスマスイブ”の翌日、店に行くと多くの売れ残りケーキが破格値で売られていましたので買って帰り、これがボンビー生活には貴重なカロリー源となりました。
当時のケーキは生クリームなど使っていませんでしたのでコタツしかない寒い部屋で結構日持ちしました。
クリスマスはこんなことを思い出します。