福岡市関係者のどんたく衣装:
赤のパンツに浴衣、黄色の羽織、首には折った手拭いをネクタイ巻き、
頭に“博多にわか”のお面、首にこいのぼりの付いた笹を差す。そしてしゃもじをお囃子に合わせてたたく。
衣装に意味はありませんが、「出たがり好きで目立ちたい」をよく表していると思います。
これを見るとお祭りが始まった!という感じがします。
(*博多では手拭いを「てのごい」と言います。博多山笠ではこの手拭いの色で地位が分かります。)
恒例の福岡市民の祭り、博多どんたく港まつりが5月3日と4日に開催されます。
毎年200万人の人出があります。
博多どんたくの起源は約400年前に博多商人が筑前領主に祝い事として始めたことだそうです。
その後博多商人の間で誰でも参加できるパレード式(「通りもん」という)の「博多どんたく」となり、
昭和37年(1962年)から福岡商工会議所が「福岡市民の祭り、博多どんたく港まつり」として現在に至っています。
最後は総踊りのあと祝いめでたを唄って手一本〆で終わりとなります。
博多どんたくでは、福岡市内の大通りをどんたく広場にして賑やかなパレードが行われますが、
この派手さには流されずパレードの最初は博多松ばやし振興会の方が昔のままのやり方で行ないます。
その後は警察音楽隊とか高校生のバトン、福岡市の関係者、博多の伝統を保存している団体と続き、これら一連が終わってから一般のパレードになります。
あとは何をしても構いません。
こんなところに博多商人のポリシーが表れていると思います。