ロンドンの象徴であるビッグ・ベンが修理のため、
現地時間2017年8月21日正午をもって止まりました。
大規模な改修工事なので4年間かかるそうです。メイ首相の「止めないで」の声も無理だったようです。
このことを聞いて50年前の高校生だった頃を思い出しました。
ビッグ・ベンの鐘の音を毎日のように日本の九州で聴いていましたので。
当時はラジオの短波放送を使って夜の8時から45分間、BBCの日本語放送がありました。
放送時刻の10秒位前に
「This is London Calling Asia こちらはBBCの国際放送です」
のアナウンスが流れ、時刻と同時にゴーン、ゴーンと、あのビッグ・ベンが鳴り響きました。
イギリスのことを知りたかったので聴くのが楽しみでした。
時々、手紙を出すとThis is Londonと書かれたモノクロの、霧のロンドンを思わせるようなカードが届きました。
何種類かもらった記憶があります。
放送は流ちょうな日本語でしたが、それもその筈、
NHK他、主要民放のアナウンサーが交代でBBCに出向して日本向け放送に携わっていました。
その放送も時代の流れで1991年3月30日に50年の長い歴史を閉じたそうです。
ビッグ・ベンが止まったことで懐かしいことを思い出しました。
鐘が再開するまで生きていられるか。頑張ろ。