新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

秋ドラマ雑感 私は決して天の邪鬼ではありませんが、世評と正反対に、NHK大河ドラマ「いだてん」をここ数年の大河ドラマでダントツの一番と評価します

2019年12月16日 16時04分05秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲とても面白かった「いだてん」


自由が丘大人の音楽教室 新沼健です。

「自由が丘大人の音楽教室」とは関係無い、映画・ドラマの感想、美味しかった料理、世相について思うことなどをこちらに書いています。

秋ドラマがちらほら最終回を迎えているので、視聴していた秋ドラマの雑感です。

第3弾は、秋ドラマというか、昨日最終回を迎えた、NHK大河ドラマ「いだてん」です。

大河ドラマ史上初めて全話平均視聴率が10%を割って8.2%。

今までの最低記録が2012年「平清盛」と2015年「花燃ゆ」の12%ということですので、それから4ポイント近くも下回るというダントツの不人気ぶりでした。

「受信料の無駄遣い」などは序の口で、ありとあらゆる罵詈雑言を浴びせられた大河ドラマとなりました。

しかしながら、私は世評と正反対に、NHK大河ドラマ「いだてん」をここ数年の大河ドラマでダントツの一番と評価します。

確かに数々の批判にはそれなりの説得力もあり、現実として、視聴率的にはダントツの最下位であったわけですから、正当な批判はNHKとしても謙虚に受け止め、反省すべきところはそうすべきでしょう。

実際、私も、初回や第二回など、話が前後に飛びすぎて理解し難く、これは早々に離脱となるかとも思いましたが、物語が金栗四三を中心に回り始めると段々と面白くなり、田畑政治主役の後半は実に興味深く、毎回毎回、次週が楽しみでなりませんでした。

舞台が近現代史ということで、事実関係についてはきちんと史実をおさえているとのことで、今まで知らなかった東京五輪の舞台裏を色々知ることが出来たのもとても良かったです。

なんと言っても良かったのが、後半になってからのスピーディな展開と映像の綺麗さと迫力でした。

特に最終回の国立競技場の場面は、記録映画の画面とうまくシンクロさせた素晴らしい描写でした。
NHKのHPで確認すると、旧国立競技場と似た競技場でロケを行って、VFXで合成したということですが、あそこまで重厚でいて美しい映像というのも、ここ最近見たことがありません。

総集編が12/30に放送されるそうですので、こちらも楽しみです。

わたしのベスト回は、第39回「懐かしの満州」でした。
この回、実は最低視聴率である、3.7%をマークした回です。

ですが裏で、ラグビーW杯準々決勝の日本対スコットランド戦が中継されていたということなので致し方ないでしょう。
私も、オンタイムではラグビー見てましたから。

NHKには「いだてん」に懲りず、何年かに一度は近現代大河ドラマをやってもらいたいものです。
昭和天皇の一代記など、波乱万丈で面白いと思うのですがどうでしょうか?





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