飛鳥圭介氏のエッセイ「政治家こそきちんと学ぶべき」に納得。(原文通り)
関東の某市で観光振興のため、昔の家屋や市電を買い付けた、とのニュースが放映された。市長が登場して「地域のアドバンテージに資する」云々(うんぬん)と語るのを見たおじさんは首をかしげた。
ここで「アドバンテージ(=有利、利益)」というカタカナ語を使う意味があるのだろうか。もっと簡単に「地域の価値を高めるため」とか「観光の独自性を狙って」など、普通の日本語で言えるではないか。
政治家はきちんとした日本語で、自らの政治を分かりやすく一般の人々に説明する義務がある。なのに、東京都知事がカタカナ語を多用するのはなぜなのだろう。「都民ファースト」は「都民第一」でいいではないか。「クールビズ」は「軽装」で分かる。
英語や外来語を使いたがる人は、自らの国際性と視野の広さを誇っているのだろう。つまり自慢だ。そしてカタカナ語を使うことで本質をあいまいにしてぼかす。「アドバンテージ」などと言って人を煙(けむ)に巻き、どうだワシは、と鼻高々の得意顔なのだ。
政治家こそ世界標準ではなく、日本標準を学ぶ必要がある。少なくとも「云々」を「でんでん」などと読んでしまわぬように。
「云々」を「でんでん」と読んだのは誰あろう安倍首相その人である。1月24日の参院代表質問で、民進党の蓮舫代表の質問に対し、「訂正でんでんというご指摘はまったく当たりません」と答えたのには驚いた。昔から答弁書は官僚が作成すると言われているが、前もって読まないのだろうかネ。昔、麻生さんがよく読み間違えて、マスコミにおもしろおかしく取り上げられたものだが、最近はあまりテレビに出ないからいいネ。
政治家はやたらと専門用語や政治用語を並べ立てて話すので、内容がよく理解できないことが多い。まあ、なまじよく理解されると、あれこれ突っ込まれても困るだろう。共謀罪にしろ、森友・加計問題にしろ、国民が「よく分からない」うちに煙に巻いて終わりにしようということだろう。
昨今はあきれたことに、閣僚の中にも自身の職務内容や法律をよく理解していないおバカな大臣がいて、他党議員に突っ込まれて返答に困り、赤っ恥をさらしている。こんなお粗末な大臣をなぜ罷免しないのか。安倍政権も長くないか。
新聞でも政治や経済に関する記事は難解な用語が多くて、何度も読み返してみて、何とか分かったような気になる。これからだんだんと読解力や集中力が衰えて、読むのが億劫になったら購読も止めるわ。今は、頭の体操になるから頑張って読んでるけど…。
ところで、昨今はカタカタ語や、英語の頭文字だけを取って縮めた短縮言葉が多くて、新聞を読んでいて、そうした言葉が出てくるたびに辞書を引いたりネットで調べたり、面倒なことこの上ない。英語の頭文字の短縮言葉は何の略語か、( )などで付記してっくれれば助かるのだが…。
さらに、パソコン用語にスマホ用語、IT用語など、記憶力の衰えつつある年寄りは覚えるのに苦労する。覚えたつもりでいても、もう翌日には忘れているというのが実情である。ネットで調べられるうちはまだいいけど…。
アドバンテージって言葉、よく聴きますが、意味不明でピンときません。以前一度調べましたがすぐ忘れてしまいました。
政治家たちに関しては、私が思ってることと全く同じで、読ませていただいて、すっきりしました。
今日は都議選ですが、どうなることやらです。
外国語で民を煙に巻くのもきっと日本語の基礎を疎かにした報いかな
言葉の操作でなく、政(まつりごと)を真剣に。
調べても記憶として残らないのですから困ります。海馬は駄馬に…。トホホ
現在、安倍政権のネックとなっている問題は、安倍さん自身が元凶で、閣僚や所属議員の不祥事とはわけが違います。
昨日の都議選を見ると、安倍さんの総裁3期というのも夢に終わりそう…。
果たしてオリンピックで日本の旗を振ることができるしょうかネ。
まさに「驕れるもの久しからず」です。
「安倍一強」もこれまでかと…。
他にだれもいないから安倍さんに、そんな理由で支持してきた人も多かったようですが、交代となると、さてだれがいるかしら?
また〇〇チルドレン誕生です。が、橋下さんが設立した維新の会のようにならないとは限りません。「小池一強」もどうかと…。
都知事もこれからが仕事始め。もう時間はないからあれこれ言ってる場合じゃないよ。
ほんと、最近は少々鼻持ちならぬ感じがしてました。今さら低姿勢になってももう遅いでしょう。
おっしゃるように他に誰もいない、それは事実であり、彼の驕りの元でもあります。
一度痛い目にあえば少しは謙虚になるかしら? 小池さんも…ネ。