車内で席を譲られて、「老人扱いされた」と腹を立てる人がいるらしい。なぜだろう。私はちっとも腹は立たないけどネ。おそらくこれは、自分では若いと思っているのに、年寄りに見られたというのが悔しいのだろう。
少し前だが、購読紙に『席譲られたら快く座りたい』という56歳女性の投稿文があった。(原文通り)
電車やバスで席を譲るのはなかなか難しい行為だと思う。なぜかと言うと、せっかく勇気を出して声をかけても断られることが多いからだ。先日も女子学生が「どうぞ」と立ち上がったが、そのおじいさんは「私は大丈夫です」と言い座らなかったのを見かけた。結局、2人とも立ったままで駅に着いてしまった。
最近は、見た目にも若々しく元気な高齢者が多い。年齢を聞いて本当に驚くことがある。だから、席を譲られるのはお気に召さないのかもしれないが、若い人を育てるという意味で、声がかかった時にはぜひ座ってほしいと思う。
また別の日には、赤ちゃんを抱き幼稚園児くらいの子を連れたお母さんが席を譲られるのを見た。立ち上がった高校生の席に子どもを座らせようとしていたら、その隣の席の若い女性も「どうぞ」と立ち上がった。
私に声がかかるのはいつだろう。もし、声がかかったら私は喜んで座りたいと思う。それが大人の役割ではないだろうか。
私など、昨今は譲るより譲られることの方が多い。が、私も昔は何度か席を譲って断られた経験がある。衆人環視の中で断られた時のバツの悪さ、気恥ずかしさったらない。それを知っているから、私は席を譲られたら、必ず「ありがとう」といって座ることにしている。年寄り扱いされても、立っているより席に座る方が楽チンだものネ。
しかし、女性はみんな若く見られたいため、サプリメントを飲んだり、赤や青のコスメでメークしたり、できうる限りの努力をしているのである。だが、それも「どうぞ」と席を譲られた瞬間に、すべて無駄な努力だったと思い知らされる。だから素直に好意を受け入れられないのだろう。その気持ち、分からないこともないけど…ネ。
私が利用するローカル線では満員になるというのはお正月がお盆くらいだから、席を譲り合うという光景はほとんど見かけない。が、本線に乗ってこれまで席を譲ってくれたのはほとんが若い男性で、女性から席を譲られたことはない。これって女性より男性の方が優しいっていうことかな?
先日、赤穂からの帰りの電車で、いつもの車内アナウンサーとは別に、これまで聞いたことのないアナウンスがあった。「車内には優先座席を設けております。お近くで高齢者や妊婦の方、小さいお子さん連れのお母さん方を見かけられましたら、“どうぞ”のひと声とともに席を譲ってあげてください」と…。
JRからの指令か、この電車の車掌の発想かは分からないが、機転の利いたアナウンスに気持ちもほっこり。が、都会と違って、田舎の電車で満員で座れないなんてことはめったにない。せっかくの粋な計らいは不発に終わったが、こういうほっこりするサービスはぜひ続けてほしい。そして、もしあなたが席を譲られるようなことがあったら、年寄り扱いされたと怒らないで、気持ちよく「ありがとう」と言って座ってあげてくださいネ。
見た目だけでは分からない年齢不詳の(性別さえも)人間多数の都会の地下鉄などで、譲って頂く有難さを何度味わったか!「有り難うございます。」
一瞬繋がる暖かな気持ちの流れ、もう譲る側にはなれなくなりましたが。
私など60歳過ぎで席を譲られたことがあり、さすがにショックとまでは行かなくても複雑な気持でした。が、若い男性の優しい気持ちがうれしくて、たった一駅でしたが、お礼を言って座りました。
昨今は見た目年齢では高齢かどうかの判断が難しくなりました。とくに若い人には無理かと…。
殺伐とした今の世に、こういう優しい気持ちの若者がいるということがうれしいではありませんか。
私は「結構です」って言って座ったことありません。これって年寄り扱いしてっと言った僻み根性ではありません。昔からの性格です。
でも、兼六園は無料で入れますと言われたら欲んべな私は素直に受け入れます。
ある高校の前のバス停で、高校生が20人ばかりゾロゾロ・・・
席はいっぱい空いているにもかかわらず誰も座ろうとはしません。これって学校側方針なのだろうか。
でも社会人になってもその教えを守って行っている人はどのくらいいるのだろうか。
譲られても絶対に座らないという人もいるでしょうね。人それぞれです。
でも、断られた人はもう譲るのは止めようと思うかもしれませんね。
見知らぬ人の厚意はうれしいものです。人に親切に、お互いが優しい気持ちを持っていれば争いごとは起こらないでしょうね。
席を譲ることって、とても勇気がある行為なので、それを無下に断られると傷つきます。
ただ、席を譲られたくないという気持ちを持っていらっしゃる方々の立場も考えませんとね・・色々と、難しいものです。
「小さな親切 大きなお世話」で、そうなると自分も相手も傷つきます。でも、自分の気持ちより人の気持ちを優先して考えるくらいの気持ちの余裕を持ちたいものですが…。難しいですね。
だから、席を譲られたくない人が多いのです。
あなたは嫌じゃなくても、嫌な人もいるのだから、その人達が責められるような記事をわざわざ書かなくていいでしょう?
あなたも残虐な年齢差別の共犯者なのです。
犯罪であることを知って下さい。