気温は1℃。冷たい風が頬をなでる冬の朝、澄み切った青空が美しい。
17日の新聞記事より。自民党の派閥のパーティーを巡る問題で、最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の複数の所属議員がパーティー収入のノルマ超過分100万円以上を安倍派に納入せず、政治資金収支報告書にも記載しないまま「中抜き」していたことが分かったとか。よりによって現役の政治家が、泥棒の上前をはねるような真似をするとは、もう世も末だネ!
関係者によると、中抜き額が100万円を超える議員も複数確認されているそうだ。が、安倍派側では確認が困難とみられ、特捜部が個人の口座などを調べ、中抜き分の資金の流れの解明も進めているという。
いつの時代にも「政治とカネ」問題は、誰かが責任を取らされ、「トカゲのしっぽ切り」で終わる。が、尻尾はまた生えてくる。そしてまた同じことが繰り返されるのである。
誰かが言った。「東京地検特捜部が政治に忖度せずに正義をどこまで貫けるか。安倍派が支配していた20年ほど、検察は人事に介入されて忖度せざるを得なかった。安倍さんが亡くなり、これまで悔しい思いをしてきた検察が一矢報いることができるか」だと。特捜部がどこまで本気でやるか、期待したいけど…。
ところで16、17日に実施された毎日新聞の世論調査では、岸田内閣の支持率が政権発足以降、過去最低を更新し、21.3%になったそうだ。また自民党は派閥を解消すべきだと思うか尋ねたところ、「解消すべきだ」が70%で、「解消する必要はない」(18%)を大きく上回ったとか。
派閥は解消できるか。経営の神様と呼ばれた松下幸之助は、かつて「政党など組織内の派閥間の不毛な争いには反対だったけれども、現実に派閥がなくならないのは人間の本性によるものだとし、派閥の発生は不可避である」と論じたという。
また「派閥解消ということがさかんにいわれ、いろいろと努力もされているが、そのわりにあまり効果があがらないのが実情のようである。これは結局、派閥をつくるのは人間の本質であり、派閥をなくすことは不可能だからではないだろうか。つまり、派閥というものはなくせるものではなく、その存在をみとめた上で、活用、善用すべきものだと思う」とも。
しかし派閥がなくなったら、みんな「一匹狼」だ。そうなると「船頭多くして船山に上る」となって、収拾がつかなくなるのは明白だ。松下氏のいうとおり「派閥の存在をみとめた上で、活用、善用すべきもの」というのは正解だが、それも派閥のトップ次第だ。人間は権力を握ると変貌する。それも良い方向ならいいが、得てして悪い方向に変わりがちである。
政治の世界はタヌキとキツネの化かし合いであり、何が真実なのか、何が嘘なのかがまったくわからない。「水清ければ魚棲まず」で、きれいごとだけではやってゆけない世界らしい。清廉潔白、一点の汚れもない政治家は皆無だとも…。当選回数が増えるにつれ、だれもが「朱に交われば赤くなる」のだろう。政治不信は高まる一方だ!
もう腹立たしくて口にするのもおぞましいは
人間の本質とは思いたく有りませんが集合体が発生すれば必ず「その場所」は濁るのですね。
水至って清ければ魚棲まず???と勝手解釈の政治やさんたちに
国民は翻弄され続けています。
総選挙で民意を突き付けてやりたいと心から願う日々
投票に無関心な国民側の「気づき」に期待したいのですがさて高齢者の賢い選択はなされるのでしょうか
政治家の質は最悪、最低。カネに群がる情けない姿を見せられてウンザリです。信頼を回復できると思っている気楽なトップは、外国ばかりへ大判振る舞い。借金だらけの国内の財政にはとんと興味がないらしい。こんな世の中で、どづやって安心安全に暮らせますか…、いい気なものですね。
総理の首を挿げ替えたくても変わりがいない。野党に政権を渡せるには不安だし…。来年はどうなるのか、私が心配してもどうなるものでもありませんが…。寒さが一層身に沁みます。
国民の支持の元に胡座をかいて経済界を忖度して、金集めに勤しみ、なにもしない与党
立候補する人間を見極めるのは難しいです
ヤッパリ政党ですかね
私は野党育てに一票です(笑)
立候補したい人は試験を受けて、一定の能力と常識を備えた人を立候補者として認めることにしたらどうでしょう? ガーシーのような人間はまずアウトですね。それと親の後を継いで世襲議員になるのもダメ。政治家になる道は厳しいものであるべきです。