朝は寒いけど日が昇ると暖かい。三寒四温という言葉には、まだ早いかなあ?
「絶対忠誠を誓うメンバーで政権を固めたオレ様大統領誕生」はネット記事の見出しだが、まさにぴったりな表現だネ。今や世界は大きく変わろうとしているが、「トランプ一強」の政権になりそうな中、やりたい放題してもそれを止められる人はだれもいない。それが怖い!
それに1億2000万ドルの公式寄付金を投じ、今回の大統領選挙の「真の勝者」に挙げられる大富豪のマスク氏だ。トランプは行政の無駄を省き、歳出削減を図る新組織「政府効率化省」のトップにマスク氏を指名したとか。実力者中の実力者と評価されているマスク氏、彼の影響力が強大になればどうなるか? エゴむき出しの2人が衝突したとしても不思議ではないとも…。私もそう思う。
トランプは大統領就任後、およそ100本の大統領令に署名したとか。その中には、米連邦政府は男性と女性の2つの性別のみを認める。また不法移民の大規模な強制送還や、数千人に及ぶ政府職員の交代を含む大量の大統領令などがあるという。まるで「弱いものいじめ」だネ。
そしていうことをきかなければ関税を挙げると脅かす。またデンマーク領グリーンランドやパナマ運河支配を目指すと公言し、そのためには軍事的圧力も辞さないという。世界のリーダーがこれでは世界の平和は望めないだろうなあ。
トランプはガザでの停戦合意成立について、「この素晴らしい停戦合意は、私が大統領選挙で歴史的な勝利を収めなければ実現しなかった」とSNSに投稿。さらに「私がホワイトハウスに戻れば、どんな素晴らしいことが起こるか想像してみてほしい!」と言ったそうだ。成功は自分の手柄、失敗は誰かのせい、自画自賛を恥ずかしいとは思わない厚顔無恥、これがトランプの基本姿勢らしい。
話がそれるが、ちょっとだけ溜飲を下げた。トランプが元不倫相手への口止め料支払いについて事業記録を改ざんした罪状34件について有罪評決を受けている裁判で、ニューヨーク州地裁は10日、禁錮や罰金などの刑罰を科さない「無条件の放免」という、異例の量刑を言い渡した。これによって、トランプは重罪で有罪判決を受けた初のアメリカ大統領になる。これはトランプにとっては屈辱以外の何ものでもないだろう。
そして判決を言い渡し終えた判事が、トランプに「2期目の就任にあたり、幸運をお祈りします」と語りかけたが、トランプは反応しなかったとか。多分、皮肉に聞こえたのかな? それにしてもトランプの仕返しを怖がって、大統領就任前に辞任した検事もいるし、発言や態度を変える人も少なくない。また今になってトランプにすり寄る大手企業が増えているとか。それなのにこの判事は勇気があるなあと感心した。もちろんトランプの弁護士は控訴する意向を表明したというが、司法の正義を信じたい!
その話、案外当たっているかもしれない。
この戦争で一番困っているのはプーチンのような気がします。数日で終わると思っていた戦争が初めて見るとウクライナは意外に強く、メンツにかかわることでもあり、簡単に止めるとはいえません。
トランプ氏がそのきっかけを作ってくれるかもしれない。と思っているかもしれない。
昨日の就任式をみていて、あきれました。もしトランプの思い通りになったら、世界はもう無茶苦茶になりますね。
ウクライナ戦争はそう簡単にいかないような気がします。ロシアが占領した土地をウクライナがあきらめるか、アメリカがウクライナへの支援を断つか、どちらにしてもトランプ次第でしょう。でもトランプはウクライナを捨ててもロシアとは敵対しないと思います。ウクライナもここが正念場かと…。
よその国よりも日本だって影響がないとは思えません。