9月12日の朝刊の「ひと」欄にあった一人の女性の話。岩手県北部・岩泉町に住む三上亜希子さん(32)、農家の嫁である。大学院修了まで研究調査のため度々同町を訪れた縁で、町の臨時職員として就職したが、地元で出会った夫の「農家って楽しいよ」の言葉に引かれて6年前に結婚したという。長年の気ままな一人暮らしから三世代6人の生活に慣れるのに苦労したそうだが、「楽しもうと思えば、楽しくやれるんだ」と楽天的。
だが、彼女はただの農家の嫁ではない。人間同士のふれあいを伝えたくて描き始めたという、ユーモラスなイラストや写真を交えた絵日記風のブログが好評で、単行本「農家の嫁の事件簿 こちら北国、山の中」になった。
イラストは慣れない農作業や牛の世話の様子、地元の人との交流を通して感じ取った四季の変化などを色鉛筆で描写している。なにかほのぼのとしたものを感じさせる絵で、それに付記されたコメントもおもしろい。
岩泉町は本州で一番広い町だそうで、面積の9割以上が山林だとか。買い物も車が頼り、「慣れたのであまり不便は感じない」というが、「冬は道路が凍ってどこに行くのも大変」だという。休日には夫と間伐材を動物の形などに彫るチェーンアートに熱中しているとか。趣味はもちろんブログの執筆で、地元の人からも「今度はこれを書いてね」と声を掛けられるという。
昭和30年代後半に生まれた語で、主な働き手である男性が出かせぎや勤めに出て、他の家族により行われる農業経営を「三ちゃん(じいちゃん・ばあちゃん・かあちゃん)農業」というのがある。今のように機械化されてない農業は、重労働の割にはそれほど高収入というわけでもなく、農家の跡を継ぐ若者の数も減るばかりで、第一、嫁のなり手がなかった。米を作っても消費量は減る一方で、世の中が好景気になると、若者も就職口には事欠かず、田舎はますます寂れて、昼間家にいるのは三ちゃんだけという状況である。
うちの会社のパートの女性社員の中でも、自家用の米だけは作っているという人があり、田植え・稲刈りの時期には休暇をとって農作業に従事する。だが、最近はほとんどが機械に頼っているので、昔のような重労働でもないらしい。
昔の農家の主婦といえば、化粧気のない日に焼けた顔、モンペにカッポウ着姿の質素な格好で、朝から晩まで働き通し、そんなイメージしかない。我が子の出産の前日まで野良仕事をしていたというのは、ざらに聞く話である。だが、今は違う。この人が農家の主婦? と思うようなおしゃれで色白な顔、そんな人が多くなったということは、農作業も機械化で楽になったというのもあるが、農業に対する意識の変化も大きいと思われる。
前述の三上さんのように、「楽しもうと思えば、楽しくやれるんだな」という意識の持ち方が、農家の嫁を明るく、美しくさせているのだろう。最近は、農業に挑戦しようという若者が増えつつあるという。物を生産する仕事は楽ではあるまいが、そのチャレンジ精神を頼もしく思う。
だが、彼女はただの農家の嫁ではない。人間同士のふれあいを伝えたくて描き始めたという、ユーモラスなイラストや写真を交えた絵日記風のブログが好評で、単行本「農家の嫁の事件簿 こちら北国、山の中」になった。
イラストは慣れない農作業や牛の世話の様子、地元の人との交流を通して感じ取った四季の変化などを色鉛筆で描写している。なにかほのぼのとしたものを感じさせる絵で、それに付記されたコメントもおもしろい。
岩泉町は本州で一番広い町だそうで、面積の9割以上が山林だとか。買い物も車が頼り、「慣れたのであまり不便は感じない」というが、「冬は道路が凍ってどこに行くのも大変」だという。休日には夫と間伐材を動物の形などに彫るチェーンアートに熱中しているとか。趣味はもちろんブログの執筆で、地元の人からも「今度はこれを書いてね」と声を掛けられるという。
昭和30年代後半に生まれた語で、主な働き手である男性が出かせぎや勤めに出て、他の家族により行われる農業経営を「三ちゃん(じいちゃん・ばあちゃん・かあちゃん)農業」というのがある。今のように機械化されてない農業は、重労働の割にはそれほど高収入というわけでもなく、農家の跡を継ぐ若者の数も減るばかりで、第一、嫁のなり手がなかった。米を作っても消費量は減る一方で、世の中が好景気になると、若者も就職口には事欠かず、田舎はますます寂れて、昼間家にいるのは三ちゃんだけという状況である。
うちの会社のパートの女性社員の中でも、自家用の米だけは作っているという人があり、田植え・稲刈りの時期には休暇をとって農作業に従事する。だが、最近はほとんどが機械に頼っているので、昔のような重労働でもないらしい。
昔の農家の主婦といえば、化粧気のない日に焼けた顔、モンペにカッポウ着姿の質素な格好で、朝から晩まで働き通し、そんなイメージしかない。我が子の出産の前日まで野良仕事をしていたというのは、ざらに聞く話である。だが、今は違う。この人が農家の主婦? と思うようなおしゃれで色白な顔、そんな人が多くなったということは、農作業も機械化で楽になったというのもあるが、農業に対する意識の変化も大きいと思われる。
前述の三上さんのように、「楽しもうと思えば、楽しくやれるんだな」という意識の持ち方が、農家の嫁を明るく、美しくさせているのだろう。最近は、農業に挑戦しようという若者が増えつつあるという。物を生産する仕事は楽ではあるまいが、そのチャレンジ精神を頼もしく思う。
初めまして。岩手のトリトンと申します。
岡山にお住まいなんですね。
格調高い文章、教育への深い造詣と愛情。
退職教員とお見受けいたしました。
小生、47歳。小学校の現役教員です。
青森県八戸市に隣接するK町という小さな町に住んでいます。
岡山は通ったことしかありません。
AKIさんのブログに8月末から毎回出没しています。
あなたのブログへもAKIさんのブログ経由です。
最近の教育情勢を見ますと、嘆かわしいことだらけですね。
安倍総理は教育基本法改悪に意欲を持っているし…
現場は、雇用不安、格差社会、規制によるしめつけで
毎年やりにくくなってきています。
学習状況達成度調査なんてのも入ってきています。
比較されるネタになるだけです。
現場は、点数UPのノルマを課せられています。
ゆとりのある教育どころか、点数主義に追い立てられています。
まあ、初回から難しい話は禁物ですね。
時間がありましたら、小生のブログへも
遊びに来てください。
では、また。
農家=苦労は無くなってほしいです。
大事にして下さい。
私の母はメニエール氏病が原因で耳の聴力がダメになり人工内耳を埋め込んでます。
大分、会話はできるウチになりましたが聴こえない事もあり私の中では母は耳が聴こえない人になってますが見た目、杖は使ってますが普通なので日常生活で不便な事が時折、あります。
少女買春と出会い系サイトへの就職斡旋…確かに年頃の女の子の親は心配でしょうね…。
大人が悪いんですよ。どう考えても。育て方で考え方は多少変わるだろうし、そういう話を持ちかけるほうも持ちかけるほうだし…。そんなことがまかり通ってるってのは怖いですよね。
私なんて好きでもない人とそんなことしたくなかったし(現在進行形で)…まあ面白半分でテレクラに電話したりはしましたが…今みたいに深刻な事態にはならなかったですね…。時代なんですかね…(-_-;)