毎月恒例のジジババ会は、先月からは第3土曜日に変更となった。月1回の約束がきちんと履行されて、この暮れで早や25回、何回まで続くだろうかネ。
最初の頃は多少遠慮もあったが、今はもうマイペース。女というものは困った生き物で、加齢とともに厚かましさは増すばかり。今ではホストのHさん抜きで、女だけのおしゃべりに没頭。話題に入りきれないHさんは、テレビやネットでスポーツ番組や将棋番組を見ている。邪魔をしないように、という気遣いだろうネ。お優しい方!
そしてお茶の時間になったら、ちゃんとコーヒーとお菓子を出してくれる。口先だけでも「まあ、上げ膳据え膳で申し訳ありません」と言いながら、ババたちのお尻は椅子にくっついたまま。立ち上がろうともしないのだから、女も古くなったら図々しいネ。
今回のメイン料理はハンバーグ。12時過ぎに到着したらタイミングよく料理が出てきたのをみると、おそらく朝からキッチンで大奮闘しただろうことが伺われる。
付け合わせのニンジンのグラッセ、フライドポテト、エンドウの炒めもの、りんごとコーンのサラダと、ずいぶん手間ひまかかっただろう。どれも美味い。特にニンジンのグラッセは逸品である。
私もハンバーグくらいは作るが、付け合わせはレタスとトマトくらい。ハンバーグだけでも手間ひまかかるのに、付け合わせまではとてもとても…。
ワインセラーが2つもあって、外国産のワインがいっぱい詰まっている。「どれにしましょうか」と聞かれるがサッパリ分からない。いつもお任せだが、この赤ワインはまろやかで飲みやすかった。
好き勝手に、食べておしゃべりさせてくれて「ワンコイン」の500円、こんなレストランはどこにもないよ。
「申し訳ないから外食にしませんか?」と言っても、「これが私の楽しみですからお気遣いなく…」と言う。どこかの食事処で食事するのもいいけど長居できないし、喫茶店に行ってコーヒーを飲むと全部で2000円近くは要る。年金暮らしに食事代2000円は贅沢だ。
ということで、お言葉に大甘えしてHさんの手料理を頂くことにしている。が、そのHさんも来年は84歳、お元気でいてほしいわ。
いつものことだが、料理を頂く前に「また1ヶ月生き延びました」とワインで乾杯! 1ヶ月ごとに生存確認が必要なロートルばかりだが、さて、来年も無事に顔合わせができるかしら?
76歳の、しかも一応「女」の私でも料理は嫌い。人様の作ってくれたものは何でもおいしく頂きますが、もう自分で・・・というのはパス。ますますHさんに憧れます。
メインのお肉は当然「力」が入って
付け合わせがこれまたよく準備されて何とも豪華、ワインで乾杯も羨ましい、お喋りは女性?(失礼)に譲りお茶の用意も怠りなく、まあ、男の中の男。ナイトの称号差し上げたいHさん。
来年もステキな食事会ご報告楽しみに待っています。
Hさんの一ファン、大阪の老女から
ほんと、私も同感です。料理は一応ヨシケイの夕食材料でレシピ通りにやりますが、後の掃除がイヤで、なるべく油を使わないレシピを選びます。料理法も自分で変えたり、仕方なくやっているだけ。
上げ膳据え膳は何でもおいしいですね。特に安価ならなおのこと、月1でも牛肉が食べられて幸せです。
男の中の男とは、Hさんが聞いたら喜ぶでしょうね。でも、この方は現役時代はやり手の経営者で、大阪・北ノ新地では浮名を流したつわものだったとか。大分奥さんを泣かせたワルだったそうです。
料理を始めたのは一人暮らしになってから。これも遊びが役に立ったようです。
やはり遊んでいる殿方は女性の扱いになれていますね。
来年は3人で計245歳、これでも私が一番若いのですから、お笑いですね。