つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

いい話で締めくくりたい・・・

2006-12-30 | Weblog
 昨夜11時前に、何気なくチャンネルを変えると、中居正広の「金スマ」に新庄剛志が出ていた。途中からだったが、現役時代の、ある19歳の女の子との交流話を再現していて、つい終わりまで見てしまった。
 不治の病で、肺の移植のためアメリカへ渡る直前に、友人に乞われて新庄が彼女の病院を訪れたときのことである。彼女の兄が猛烈な新庄ファンで、それに影響されて彼女も新庄ファンになったのだが、その兄も彼女と同じ難病のため23歳の若さで亡くなったそうである。
 サイン入りのバットとボールをプレゼントして励まし、彼女からは手作りのハートのお守りも貰った。そして、翌日の試合で必ずホームランを打つと約束し、それが彼の日本ハム入団初のホームランになったそうである。しかし、渡米直後、手術することも叶わず、彼女は19歳の若さで亡くなり、それ以後新庄は試合の日には、ひそかにそのお守りを抱きしめて試合に望んだという。彼は優しい男なのだろう、昨夜もその話をしながら涙ぐんでいた。私もこういう話には弱くて、もらい泣きしてしまった。

 ところで、10月26日のブログにも書いたが、赤石朱里ちゃんの心臓移植費用募金活動の話であるが、「赤石朱里ちゃんを救う会」から、先日、募金目標額達成の報告とお礼のメールが届いた。HPへリンクしていた全員にメールを送ったそうで、1ヶ月半で目標額が達成できたということだった。現在1億2100万円超の募金が集まっているが、なお募金の受付けは続けているという。どんな不測の事態が起きるとも限らす、募金は多ければ多いほどいい。余ればそれは基金として、順送りに次の子どものために使えばいいと思う。一人ひとりの小さな善意が大きな力になり、小さな命が救われることになればうれしいではないか。来年1月下旬に渡航の予定とか、きっと成功して元気な姿で帰ってくることを祈りたい。

 こういう温かい話は何度聞いてもいい。今年は、子どもが犠牲になる痛ましい事件・事故が多発し、いじめで自ら命を閉じた子どもたちもたくさんいた。だが、みんなが優しい思いやりの気持ちを持っていれば、こんな悲しい事件は起きないのではないだろうかと、自省している。
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2 コメント

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こころ暖まるお話 (lohashatoyama)
2006-12-30 19:49:52
こんにちは、寒い本当に寒い朝でしたが、ブログはこころ暖まるお話でいいことです。

移植手術はいまや、ドナーの有無が一番の問題ですね。
日本は、残念ながら小児への移植は難しい状況です。
なぜ、子ども達が渡米しなければならないのか。
そして、それを受け入れてくれる国がある。
そんなことも考えさせられる事柄です。

だからといって某院の病腎移植はどうかと思います。

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Unknown (オールドレディー)
2006-12-31 11:00:05
 来年はいい話ばかりになるといいなって期待しています。でも、世の中いいこと尽くめなんてあるわけもなし、また、腹をたてることも多いでしょうね。
 
 助かるためなら何でもしたい気持ちも分かりますが、法に背いてでもというのは、お金のある人たちだからできることで、貧乏人には縁のない話です。
 皆さんの善意に頼るしか方法がないというのも大変なことです。基金とか財団とか作ってやろうというセレブはいないのでしょうかネ。
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