つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

ホリエモンは・・・のつづきのつづき

2006-01-25 | Weblog
 家賃220万円の六本木マンションに住むヒルズ族のホリエモン、拘置所の広さ3畳半の冷暖房設備もない狭い独居房の中で、どのような夜を過ごしているのだろうか。「一寸先は闇」というが、まさにホリエモンの一寸先は暗黒の闇であろう。
 グループには「弥生会計」「セシール」など業績の優秀な企業もあり、他の企業によるグループ全体の買収も噂されているとか。今のライブドアの収益実態は、本体のライブドアより金融・投機部門が売上の大半を占め、本来の業務であるIT関連事業から大きく逸脱している。私も「弥生会計ソフト」を15年くらい前に教材用ソフトとして使ったことがあり、古くからの優良企業であるが、なぜライブドアの傘下に入ったのか不思議である。ありとあらゆる分野の企業をM&Aで傘下にいれ、とどまる所を知らぬがごとき彼のやり方は、いつかこうなる運命にあったのかも。
 会社発表によれば、ホリエモンは社長を退任し、代表権のない取締役にとどまるそうだが、こういう場合一番怖いのは内部崩壊だという。これを機にライブドアから去ってゆく社員が多くなれば、いかにホリエモンが罪を逃れても会社の存続は難しいだろう。トップとしての責任感の欠如が、社員およびその家族の将来をも左右することを忘れてはなるまい。
 東証ではライブドア、ライブドアM株を管理ポストに置いたと言うが、最悪上場廃止になる恐れもあり、売ろうにも売れないでいる一般投資家は気がもめることであろう。
 また、この事件の波紋は政界にも及び、野党の追求に、首相を始め武部、竹中両氏は苦しい弁明を繰り返している。しかし、あの衆院選ではこのような事態を予測することは不可能であり、人選を誤った責任を追及されても今更どうしようもない。野党も過ぎ去ったことにこだわらず、もっと重要な課題が山積していることを忘れないでもらいたい。
 経団連にしても、昨年12月の申請に対し、ろくに審査もせず満場一致で認めておきながら、今になって奥田会長の「ミスった」もないだろう。いずれもホリエモンを広告塔として重宝に利用したツケが回ってきただけに過ぎないのだ。また、メディアの異常に煽り立てる報道の仕方にも責任の一端があるようにも思われる。
 これから先、どのようになるのかは重大な関心事だが、一企業、一個人の事件にしては、連日連夜のメディアの取り上げ方は少し異常ではないか。
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1 コメント

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突然で恐縮ですがご招待です (素町人@思案橋)
2006-01-25 09:13:16
「ホリエモン・東京拘置所」に関するクイズを作りました。

「ホリエモンの現住所は葛飾区小菅1-35。では、ここに留め置かれた有名人は誰? 」

というタイトルの記事です。

解答の選択肢は □鼠小僧次郎吉 □東条英機 □田中角栄 の3つ

正解は→ http://q-q.at.webry.info/200601/article_69.html

 他にも「雑学クイズ」が330問以上あります。

 お近くへおいでの節は、どうぞ拙宅へもお立ち寄り下さい

(ご迷惑でしたら、お手数ですがコメント、TBの削除をお願いします)

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