つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

退院後1年余が経過・・

2020-06-04 | 私事ですが

 最近、ネットで見つけて試してみた。トーストにオリーブオイルを塗って、斜めに細切りしたちくわを乗せる。お好みの量のマヨネーズを掛けて、トースターで焼く。表面をもう少しこんがり焼いた方が美味しいよ。


 昨年の2月1日、転倒して大腿骨転子部骨折で3カ月余の入院。5月8日に退院したが、その時は、また以前のように動き回る元気な自分を思い描いて何の心配もなかった。が、1年余り経過した今、靴下やスニーカーなどが立って履けなくなって、あちこちに椅子を置いている。ウオーキングでは地に足がついていないような感じがして、足の指に力を入れて歩くので疲れる。自分の足なのに自分の足ではないような頼りなさ、上半身の動きに下半身がついて行けない焦りともどかしさ。絶えずある違和感、不快感をどう表現したらいいのか、適当な言葉が見当たらない。
 50年ほど昔だが、スキーで転倒してひざと左足首のまん中あたりを複雑骨折した。治療法はギプスで固定して骨がくっつくのを待つか、手術するかのどちらかだと言われた。が、手術だと1年先に使用したボルトを抜くための再手術が必要というので、私はギプス固定を選んだ。
 2ヶ月後、ギプスは外れたが足首は固まったままで、リハビリが大変だった。結局、その苦痛に耐えられなくて途中で止めてしまったので、今でも左足首はうまく動かない。だが、1年も経つとハイヒールが履けるようになったし、元のように何でもできた。だから骨折をそれほど深刻には考えていなかった。
 しかし今回は違った。大腿骨の場合、付け根という場所だけにギプスで固めることができない。手術しないでくっつくのを待とうとすると、1ヵ月以上はベッドで寝て待つしかない。が、高齢者がそれだけの期間寝ていれば、寝たきりになり歩けなくなるし、認知症になる可能性が高いという。
 手術は骨折部を金具で2ヵ所固定したそうだが、翌日からリハビリが始まったのには驚いた。順調に回復し、退院後も家でリハビリは続けた。が、6月1日からウオーキングを再開して、しばらく経った頃、左足外側の付け根あたりに違和感があり、手を当てると音はしないが、ゴリゴリと何かが擦れ合うような感触があり、やがて痛みを感じるようになった。
 レントゲン写真で見ると、上部の金具の先、赤い〇印のところが2ミリほど外側にずれて、それが筋肉に当たり痛みが生じているのだという。どうしても我慢できなくなった場合は金属の入替えを含めて再手術が必要になるという。
 しかし、一般的に骨折後の歩行能力は手術をしたとしても1ランク落ちるといわれている。そのうえ私は「ステロイド性骨粗しょう症」で、骨がもろくなっている。手術で金具を抜いても骨は大丈夫だろうか、またリハビリに何ヶ月かかるか分からない。最悪、今以上に動きが悪くなることも…。そう思うと、手術する気にはなれない。あとはこれ以上痛みがひどくならないことを祈るだけだ。

 少し前、わが購読紙に『骨粗しょう症の困った現状~またか骨折~』という、有名病院の専門医の記事があった。(一部抜粋)
 その専門医は、骨粗しょう症による2回目の骨折を「またか骨折」と呼んでいるそうだ。骨粗しょう症の人は、一度骨折を起こすと、続けて他の骨も骨折する危険性がとても高くなる。2回目の骨折をしたら、さらに3回目、4回目があるのでは…」と。だから最初の骨折のときにしっかり骨粗しょう症の治療をしておくようにという。
 一口に「骨折」といっても若い人の「骨折」と骨粗しょう症による「骨折」は別物で、若い人の骨折は、そのうち健康な骨に戻る。が、骨粗しょう症の骨折は治るまでに相当の時間がかかる。その間、痛みがあって動けない状態が続くと、骨が治る前に筋肉が衰えて、歩けなくなったり寝たきりになったりする
 現在は、治療によって骨粗しょう症になった骨を強くすることができる。「またか骨折」は治療によって避けることができる病気であるという。 どういう状態のときに、骨粗しょう症の治療を始めるべきか。治療対象者の基準はというと、●骨密度の値が標準値の70%以下 ●一度でも骨粗しょう症の骨折を起こした人――である。
 「転ばぬ先の杖」というが、転んだ後はなおさら杖が必要だと…。ごもっとも!  私は今月半ばには数えで80歳になる。否が応でも年齢を実感し、老いという現実を受け入れざるを得ない、そういう年になるのかと思うと切なくなる。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 役人の仕事は詰めが甘い!・・・ | トップ | ネットバンキングを始めた!... »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
骨も筋肉も (sirousagi gamanoho)
2020-06-04 17:12:10
自分の意志で何処へでも移動できることの有難さは、ケガや病気で動けなくなった時初めて解る事実ですね。
認知機能の衰えも怖いですが!80歳目前の我々は寝たっきりが1番辛いのでは。
大きな手術後脚全体の違和感を抱えながらも日々散歩を続けられリハビリに頑張っていらっしゃるオールドレデイさん!
自分に合った運動法、骨や筋肉増強の正しい食品、太陽の恵み一杯の瀬戸内の自然環境!理想的ですよ。
それに前向きな考え方+で最期まで
お互いに自分を信じて暮らしましょう
返信する
Unknown (オールドレディー)
2020-06-05 08:41:03
★shirousagi gamanohoさま
気持ちだけは若いつもりですが、体がついて行かないもどかしさ。ついつい実年齢を忘れて欲がでるのでしょう。でも80歳だからしょうがないと、ネガティブにはなりたくないし、気持ちと体力のバランスがうまく取れてないということでしょうか。
考えることもすることも、何もかもほどほどに…、恵まれた環境に感謝することを忘れているのかもしれません。贅沢な悩みですね。
返信する
トースト (愛犬ハナコ)
2020-06-06 09:46:28
朝のトースト、私も試みます。(^^♪
マンネリ化してレパートリーの少ない私の食生活、少しは改善しようと思い先日はNHKの「今日の料理ビギナーズ」の1年間の購入の申し込みをしましたところです。
返信する
Unknown (オールドレディー)
2020-06-06 18:24:19
★愛犬ハナコさま
懐かしい名前ですね。
ちくわでも笹かまぼこでも美味しいですよ。いつもハムやチーズ、玉子では飽いてきます。バターを塗ってリンゴの薄切りを乗せてトースターで焼いても美味です。
本気で料理作りに挑戦ですか。いい心がけですね。味付けや調理法はかならずしもテキスト通りにしなくても自分流にアレンジするのもいいかと。私はなんでもいい加減で~す。
返信する

コメントを投稿

私事ですが」カテゴリの最新記事