ネットバンキングを始めた！・・・

 ある会社が「コロナ禍の個人の家計実態調査」を実施したそうだ。調査の結果、４割が「新型コロナウイルスの影響で、キャッシュレス決済を以前より利用するようになった」と回答。また、キャッシュレス決済を利用するようになった人のうち、44％は「レジでの支払いを素早く済ませるため（接触時間を短縮させるため）」、27％が「現金に触れることによる新型コロナウイルス感染を防ぐため」と回答し、合計71％が感染防止を理由に以前よりもキャッシュレス決済を利用していることが分かったという。
　10万円の特別定額給付金の使い道についても、１位は「生活費」、２位「預貯金」という結果だったとか。コロナ禍の経済対策を目的として施行されたが、やはりみんな生活費に充てたり、今後のために貯めておきたい。そりゃそうだ！　このご時世にパアッと遊びに使おうなんて、そんな気分にはなれないよネ。

　 キャッシュレス決済が普及すると、私たち消費者にとってもよいことがあるという。昔は手書きの家計簿を使って、日々の収支を記録して自分の貯金の残額を管理していた。私も昭和48年から家計簿を付けているが、その頃はまだそろばんで計算していたから計算間違いはするし、記載漏れなども生じた。だがキャッシュレス決済にすると、全ての消費行動がデータとして残るからそういう心配はないだろう。
　既にいくつもの家計簿アプリがあるが、そのアプリとクレジットカードや銀行・証券口座を紐づければ、自身の資産を正確に管理できるそうだ。今後、感染拡大防止のため「新しい生活様式」への対応が続くことにともない、キャッシュレス決済の利用が、さらに増えることが予想されるという。
　だが私のような田舎に住む高齢者で、クレジットカードもスマホも持ってない者には、キャッシュレス決済など無用の長物である。現在、公共料金やコープ、ヨシケイなど、支払いはすべて口座振替にしているからキャッシュレス化していrるようなものだが、通帳記入しなければ明細も不明だし、家計簿ソフトへの記入ができないので困っている。
　コロナ禍による外出自粛要請中、通帳記入のためだけに銀行へ行くのはよくない。そう思っていたら、わが購読紙に取引銀行のインターネットバンキングの広告が載っていた。HPで調べてみたら便利そうなので、ネットから申し込み手続きをした。１週間ほどしたら銀行からメンバーズカードが送られてきたので、すぐに開始手続きをした。同じ支店なら複数の口座が登録できるそうなので、もう１つの口座も追加登録、２日後にはどちらも利用できるようになった。
　私は昔からクレジットカードは持たない主義だから、ネットバンキングで提供されているサービスで必要なのは、⓵残高照会　②口座の入出金明細くらいだ。これからはログインして、出金明細を見ながら家計簿に打ち込めばいい。通帳記入も月に一度くらいでいいだろう。
　また、これまではアマゾン通販を利用した場合、メールで送られてくる支払い番号などのデータを、ゆうちょ銀行のATM「料金払込」画面に入力、ゆうちょの口座から送金していた。それがネットバンキングで振込みが可能かどうか、今度アマゾンで買い物をしたとき試してみようと思っている。できたら便利でいいだろうなあ。

　余談だが、例の10万円の振込先を、うっかりしてゆうちょ銀行に指定してしまった。もう２週間になるからそろそろ入金されているだろう、と郵便局へ電話して聞いてみた。が、「役場からはだれだれに振り込んだという報告はありません。ATMで通帳記入して確認してください」という。銀行なら電話で口座番号を言えば出入金を教えてくれるし、ネットバンキングだったらすぐに確認できるのに、失敗したなあ！