この1年半ほど、シャープのスティックタイプの掃除機を使っていたが、長時間使うとモーターが過熱して途中で止まってしまう。買って1年にもならないときからそういう状態になるので、メーカーに問合せたら「担当者をうかがわせます」と言ってくれた。が、高々1万円ほどの商品に、わざわざ来てもらうのも気の毒で、「モーターが少し冷えるとまた動くので、だましだましで使います」と言って断った。
だが、それも面倒になったし、このタイプは意外と重くて小回りがきかない。それと、隅々や隙間の掃除に不適切なところもあって、新しいのを買うことにした。ネットで色々検索してみたら、1万円くらいから6~7万円もするのもある。が、いくら高級品でもやはり古くなると新製品の機能には及ばなくなるし、安い新製品を2、3年で買い換えるほうが目新しくていいと考えた。
軽くて価格が安価な商品をと選んだのが東芝の「VC-CA8E」で、価格は12,800円と手頃である。本体質量は3.8Kgと軽い。吸込仕事率は600W、今までのは330W、吸込力はほぼ倍近いから、これだとしっかりゴミを吸込んでくれるだろう。
グリップも持ちやすく、ヘッドがタテヨコにクルッと回転するので、手元で軽くひねるだけでいい。また、極端に狭いすき間は“すき間ノズル”を使用するが、家具や壁際の狭いところで床ブラシを真横にして入れば奥まで掃除できる。ベッドやソファなどの低いところはホースが入る高さのすき間があれば、薄型のヘッドが180度回転するので奥のほうまで掃除できる。
この掃除機は一応サイクロン式ということになっているが、ほぼ単なるフィルター式のようである。ダストカップにホコリがたまってサインが点滅したら捨てればいいのだが、私は1回1回捨てている。おかしな話だが、毎回、どれだけホコリがたまっているか楽しみなのである。さすが600Wの吸込仕事率だけあって、これまでのより3倍くらいのゴミがたまっている。1人でもこれだけのゴミが出るのだから、家族の多い家は毎日掃除しても追いつかないだろうなあ。
掃除がすむとベランダに新聞紙を引いて、ダストカップのゴミ捨てボタンを押す。出るわ出るわ、砂ボコリと綿ボコリに絡んだ髪の毛。なるほど、これだけ髪の毛が抜ければ頭も薄くなるはずだ。付属のブラシできれいに落とし、次はプリーツフィルターにたまった砂ボコリだ。ちり落としレバーを左右に動かすと落ちるが、新聞紙の上でトントン叩くと、よりたくさん落ちてくる。床ブラシもダストカップもプリーツフィルターも簡単に水洗いできるからうれしい。
「安物買いのゼニ失い」というが、使い勝手がよくて気に入ればそれでよし。まずまずの製品が安価で手に入って、今のところ満足している。だが、この製品は2011年2月1日発売されたばかりなのに、最近のネットではすでに「生産終了品」となっている。1年あまりで生産終了となるのはどうしてだろうと気にはなるが、まあ気に入って使っているので深くは考えないことにした。が、ネットではまだ販売されているので在庫はあるらしい。
今夏の暑さはひとしお身にしみる。まだ暑さが認識できるようだからいいが、皮膚感覚が衰えて暑さを感じなくなったら熱中症に要注意。昨今は夕方近くになって掃除をすることにしている。終わるころには汗びっしょり、そのまま風呂場に飛び込んで冷たいシャワーを浴びる。この爽快感がたまらない!
断捨離して“スカッ”としたのに、またぞろ目新しい物が欲しくなり買ってしまいます。
高価な物より、気分転換には手ごろ感のある物に限りますね。
と言っても「日本製品」以外は不買運動に徹していますよ
私も2年前に越してくるとき、ほとんどのものを処分しました。今では何もない、スッキリしすぎるくらいですが、掃除をするときに楽ですね。
私も日本製以外は買いません。昨今は安い中国や韓国製品が幅を利かしているようですが、日本製品に限りますね。