要領を得ないお役所仕事、腹立つわー・・・

　６月支給の公的年金から、いつものように介護・国保の保険料が天引きされていた。その後、当地の市役所から今期の６月から翌年３月までの「介護保険料納入書」と「国民健康保険料納付書」が送られてきた。中途なので毎月の納付期限までにその都度振り込まなくてはならないが、忘れることもあるだろうし、そのためにだけ銀行へ出向くのも面倒だし、どうせ支払わなければならないものならと、全額まとめて納付した。　
　公的年金から天引きされた保険料は二重になるのではと、当地の市役所に電話してたずねると、旧市役所から連絡が行って返してくれるという。ここの市役所は支所で、まことにこじんまりとしていて、職員数も少ないが、少し前、マンションの固定資産税について問い合わせに行った時も税務のことは本所でなければ分からないのだがと言いながら、本所に問い合わせてくれ、まことに親切・丁寧に応対してくれた。こういうところは田舎ならではの良さである。

　一方、旧居住地の津山市役所は利用者より職員の数の方が多いのではと思うくらいなのに、長時間待たされることもあり、おおむね住民へのサービスはよくなかった。
　７月１日、その津山市役所から６月２９日日付の「介護保険料過誤納金還付納付書」なるものが来た。６月に発生した過誤納３,７７８円を返すので、口座の変更があれば別紙に記入し返送するようにとある。さっそく支店名と新口座番号を記入して返送した。その後また、７月２９日付けの書類が来て、７月に発生した過誤納８,６００円を返すという
　そして今度は、健康保険料の過誤納６,３４０円を８月１０日に振り込もうとしたが口座がないので、至急連絡をというハガキがきた。住所変更はしたが口座変更届けはしなかったので、従来の口座では振り込めなかったのである。そして、９月に入ると、また過誤納１３,６００円を１０日に振り込むというハガキがきた。ということは、介護・国保料合わせて３２,３１８円が返ってくるのである。もともと天引きされた自分のお金なのに何だか得したような気分になり、口座に振り込まれるのを楽しみに待っていた。

　９月１０日、国保の過誤納２件分１９,９４０円が口座に振り込まれたが、介護保険料過誤納２件分１２,３７８円についてはあれきりで何も音沙汰もない。国保はきちんと支払日を通知してきたのに、一体、どうなってるのかと津山市役所へ電話した。すると、電話に出た職員の言うことがおもしろい。「介護保険のことでお尋ねのようですが、私は詳しくありません。詳しい者に変わりますが、一応、お問い合わせ内容をお伺いしてもよろしいでしょうか」とくる。そこで、こうこうこうだが、どうなってるのか聞きたいというと、「やはり私では分かりませんので担当者にかわります」という。最初から変わればいいものを、おそらくバイトか臨時雇いだろうが、誰かに事の次第を説明している声が丸聞こえだ。電話口を手でふさぐか保留ボタンを押すかの電話応対のマナーも知らないようである。
　そして、電話を変わった職員にまた同じ説明をさせられ、その挙句が、「まだ事務的な処理ができていないので…」である。「年金から天引きだから、取り扱いはねんきん機構ですか。だったらそちらに問い合わせますが…」、「いいえ、当市役所です」という。だったら、返金額も私の口座番号も分かっているのだから、あとは振り込むだけだろうにどういうことか。「徴収するときは待ったなしなのに、高々１万ちょっとの返金がそれほど手間のかかることですか」、「何分、数が多いものですから…」、「市役所には利用客より多い職員がいるのに、これしきの事務処理にそれほど手間はかからないでしょう」、「申し訳ありません」、「いつごろになりますか」、「分かりません」と、一向に要領を得ない。　　
　国保の場合は毎月１０日が支払日と決まっているそうだが、介護保険も同じシステムではないのか。当然の権利だと思うのに、度々催促するのもはばかられる。毎度のことながらお役所仕事の要領の悪さ、杓子定規な対応が腹立たしい。はっきりした日にちさえ提示してくれれば、ババはおとなしく待っていられるのに…。