20日に行われた亀田興毅・初防衛戦を、裏番組のフィギュアスケートのエキシビジョンのCM時に、チャンネルを切りかえて何ラウンドかを見た。
もともとボクシングには興味がなかったが、前評判の高かった、8月に行われたWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ戦を、初めから終わりまで見たのが初めてある。だが、あの無様な試合の判定結果に、ボクシングというスポーツそのものに幻滅を感じ、亀田興毅の傍若無人な言動に、ボクシングってこれほど品位のないものかとも思った。
その後、あの判定結果や、亀田親子の言動についての批判やバッシングの嵐は大きな社会現象となり、各方面の反応は様々であった。その中で、一様に亀田親子を賞賛するのは今風スタイルの若者ばかりで、さすがにひと歳とった常識ある人は、大方が批判的な意見であった。
今回の試合終了後も、若者たちは口をそろえて、「最高ー」「よかった」「すばらしかった」という。そして、マスコミも、専門家やコメンテーターたちも文句なしの試合振りだという。しかし、私はちっともおもしろくなかった。なんだか無難に相手を交わして、時間稼ぎしながら12ラウンドを終えた感じで、興毅らしさが全然なかった。だが、みんなが文句なしの試合だ、すばらしかったというのだからそうなのかなあと、ひとり白けた気分で、ブログになど書く気もなかった。
だが、昨日の朝刊の投書欄に、私の言いたかったことを、まるでそのまま言ってくれた人がいた。78歳の男性であるが、やはり見るべきところを見ている人はいるのである。
『待ちに待った亀田興毅選手対ファン・ランダエタ選手のWBAライトフライ級タイトルマッチが行われた。今夏の王座決定戦ではダウンを喫しながら不可解な採点で亀田選手がチャンピオンになった。今回の防衛戦では「初防衛おめでとう」と言いたいが、その戦い方には心底から喜べないものがある。
それはチャンピオンでありながら、前半戦は回って回って逃げるばかりで(これも作戦の一つかもしれないが)興味半減だった。王者であれば、終始挑戦者を圧倒し続けてほしかった。チョコチョコと小さいステップを踏んだり、グローブで来い来いと招くような、人をばかにしたしぐさで挑発するなどチャンピオンのすることではない。また、今回のジャッジも満足できるものではなかった。
「真のチャンピオンだ」と豪語するなら、小細工をせず品格を高め、心技体とも充実した選手になることが必要ではなかろうか』。(原文のまま紹介)
これを読んで、そうだそうだと胸がスーとした。プロだから勝たねばならぬが、その勝ち方にもプロなりの品格を持たねばなるまい。何でもかんでも勝てばよいという試合には、感動も賞賛の言葉もありはしない。それをすばらしい、最高だと、興奮して叫ぶ若者たちは、盛り上がりのなかったあの試合の、どこに感動するものを見たのだろうか。
今回の試合についても、試合前の奨励賞で暴力団組長の名前がコールされたとか、リングを30㌢狭くしていたとか、空席を埋めるための無料招待客がほとんどだったとか、色々な話が飛び交っている。なぜいつも、誰もが納得できる、クリーンな試合にならないのだろうか。
親に感謝の気持ちを持つことはすばらしいことだが、真のチャンピオンとして、世界に通用するようになるには、やはり社会に認められる人間に成長しなければならないと思う。
もともとボクシングには興味がなかったが、前評判の高かった、8月に行われたWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ戦を、初めから終わりまで見たのが初めてある。だが、あの無様な試合の判定結果に、ボクシングというスポーツそのものに幻滅を感じ、亀田興毅の傍若無人な言動に、ボクシングってこれほど品位のないものかとも思った。
その後、あの判定結果や、亀田親子の言動についての批判やバッシングの嵐は大きな社会現象となり、各方面の反応は様々であった。その中で、一様に亀田親子を賞賛するのは今風スタイルの若者ばかりで、さすがにひと歳とった常識ある人は、大方が批判的な意見であった。
今回の試合終了後も、若者たちは口をそろえて、「最高ー」「よかった」「すばらしかった」という。そして、マスコミも、専門家やコメンテーターたちも文句なしの試合振りだという。しかし、私はちっともおもしろくなかった。なんだか無難に相手を交わして、時間稼ぎしながら12ラウンドを終えた感じで、興毅らしさが全然なかった。だが、みんなが文句なしの試合だ、すばらしかったというのだからそうなのかなあと、ひとり白けた気分で、ブログになど書く気もなかった。
だが、昨日の朝刊の投書欄に、私の言いたかったことを、まるでそのまま言ってくれた人がいた。78歳の男性であるが、やはり見るべきところを見ている人はいるのである。
『待ちに待った亀田興毅選手対ファン・ランダエタ選手のWBAライトフライ級タイトルマッチが行われた。今夏の王座決定戦ではダウンを喫しながら不可解な採点で亀田選手がチャンピオンになった。今回の防衛戦では「初防衛おめでとう」と言いたいが、その戦い方には心底から喜べないものがある。
それはチャンピオンでありながら、前半戦は回って回って逃げるばかりで(これも作戦の一つかもしれないが)興味半減だった。王者であれば、終始挑戦者を圧倒し続けてほしかった。チョコチョコと小さいステップを踏んだり、グローブで来い来いと招くような、人をばかにしたしぐさで挑発するなどチャンピオンのすることではない。また、今回のジャッジも満足できるものではなかった。
「真のチャンピオンだ」と豪語するなら、小細工をせず品格を高め、心技体とも充実した選手になることが必要ではなかろうか』。(原文のまま紹介)
これを読んで、そうだそうだと胸がスーとした。プロだから勝たねばならぬが、その勝ち方にもプロなりの品格を持たねばなるまい。何でもかんでも勝てばよいという試合には、感動も賞賛の言葉もありはしない。それをすばらしい、最高だと、興奮して叫ぶ若者たちは、盛り上がりのなかったあの試合の、どこに感動するものを見たのだろうか。
今回の試合についても、試合前の奨励賞で暴力団組長の名前がコールされたとか、リングを30㌢狭くしていたとか、空席を埋めるための無料招待客がほとんどだったとか、色々な話が飛び交っている。なぜいつも、誰もが納得できる、クリーンな試合にならないのだろうか。
親に感謝の気持ちを持つことはすばらしいことだが、真のチャンピオンとして、世界に通用するようになるには、やはり社会に認められる人間に成長しなければならないと思う。
不愉快だといいながら見て、また腹を立てる自分のいい加減さ。イヤなら見なければいいのにって思うのに、無関心でいられないおせっかいババア(^_-)。
興毅がディープインパクトに300万円単勝買いして60万円儲けたこと、それを自分の勝ちと同じレベルで粋がっているのを聞いて、またまた頭にきちゃいました。バカみたい。
むかしマラソンの増田明美選手がゴールしたあとグランドに一礼する姿に感動した覚えがあります。もちろんスポーツ選手は皆そうします。「ゴチソウさまでした」と同じです。
スポーツ評論家もそう言ってますが興行サイドが封じてるのかな。論ずる価値はありません。
亀田親子のことには、バカらしくて触れないでおこうと思いながら、また書いてしまう。
私も性根がないから、自分で書いて自分で腹立てて、ほんとにバカで~す。
来年の1日からは、いい話を書きたいですね。
うらら さま
今年1年いろいろありましたね。腹の立つことが多かったので、読んでくださる方には失礼だけど、ブログで大分ストレス解消しました。
興毅の試合など見るものかと思いながら、コテンパーに負ければいいのにと、つい見てしまいます。意地悪ですねー、私も…。
来年はすこしはいい話を期待したいですね。
久しぶりの書き込みで
苦手なキー打ち込みもまよい指で中々スムースにいってくれません、パソコン始めてからのキー操作でいつまで経っても器用に打ち込みが出来ません(涙)
田興毅選手のような親子がいる事も、もう認めてしまってます、
私達の年代はたいがいはレディさんの想いと同じですわよ~
ツレアイは、いつも直球ストレートに世間を怒っていますが、私は、四こま漫画のように流れて行く様な感じです
娘の職場の話など聞くにつけ、日本も過渡期の最中なんだな―なんて思います
昔はよかったと浸っていた事も、中には負の面が一杯あって、行政等に今反映されてきている事も確かですね…
年末にあたり拙い感慨に更ける私(笑)
亀田家の人々は個性というものの定義を履き違えています。個性は常識という土台の上に成り立つものであり、、土台がなけりゃ当然成り立たないものと思います。逆に常識があるから、「個性」が光るのです。
人間「あはようございます!」の一言がまず常識、コミュニケーションの第一歩だとおもいます。
そして、「ありがとうございました!」で締める。
さすれば、亀田家に限らず、この殺伐とした社会が少しはよくなるんではないでしょうか。