つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

自動車税滞納者にイエローカード・・・

2006-09-19 | Weblog
 先日の朝刊に「自動車税滞納者にイエローカード」という記事が目に付いた。中国5県では広島県が初めての取り組みなのだが、いずれ他県にも普及するかも…。
 未納者への最後通告となる「差押え予告書」を、これまでの茶色の封筒に代えて、人目を引く黄色の封筒を使用することで、滞納者に早期納付を促すのが狙いだとか。「期日までに納税のない場合、財産を差押える」という文書を入れて送付するのだが、本年度は“警告”の効果を検証する試行段階として、全ての滞納者に発行するそうである。ちなみに広島県の滞納者は約5万4000件だとか。
 これまで滞納者に納付を促す文書を送付しても、開封せずに捨てられることが多かったが、福岡県が今年実施した黄色い封筒使用の結果、税収は、茶封筒だった前年の約6倍に増加したという。自家用車を持つくらいなら税金が払えないわけもなかろうが、とかく税金と名の付くものは後回しにされるものらしい。
 だが、何の税金であれ、年金・保険などの掛金にしろ、日本国に住んでいる限り法律で決められている国民の義務である。それこそ、住民税を払わない人は道路を歩くな、自動車税を払わない人は車に乗るなといわれても仕方ないのであるが、どうもきびしい罰則がないので軽んじられているようだ。今時「財産差押え」をされるほどの極貧もいないだろうし、払える能力があっても払わない者が多いのだから始末が悪い。
 恥をさらすようであるが、昭和25、6年頃だろうか、わが家は一時商売をしていた。戦後間もなくして、父が銀行勤めを辞めて商売を始めたのであるが、才覚のないことがたたって、それこそ税金はおろか、電気代も払えないような状態になった時がある。電気代は滞納すると督促状は来るが、2ヶ月も過ぎると即刻配電停止である。容赦なくある日突然電気が使えなくなる。まあその頃は今のようなオール電化の時代ではなく、電灯ぐらいだったから、それから料金を払い込みに行っても間に合うような時代であった。
 その頃は、公共料金などすべて集金人が1軒1軒徴収して回るという時代で、生活に追われればつい後回しになるのは仕方なかった。税金など二の次、三の次で、とうとうわが家も「財産差押え」執行と相成り、執行官が手当たり次第、財産といえるほどでもない備品などの目立たない所に、ペタペタと紙の札を貼ってゆくのである。別に紙が貼ってあっても使用禁止ではないので支障はない。どのくらい猶予があったのか記憶にないが、支払うと紙がはがされ、支払わなければそれらは持ってゆかれ、競売に掛けられ税額と相殺になるらしいが、その時、物品を持って行かれたかはどうか記憶にない。昔は貧乏で色々と貴重な経験をしたが、今となれば、それもこれもなつかしい。

 話がそれたが、自動車税を納付したときに領収の印にステッカーを渡して、それを車の人目につくところへ貼るようにしたらどうだろうか。車検を受けてない車は乗れないのと同じように、納税ステッカーが貼ってない車も乗れないことにして、交通取締りの対象にしたら、な~んて、自分が車には乗らないものだから、どうでも言える 
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