食べないで痩せるという発想は大間違い・・・

若い女性であろうが、私のようなババであろうが、悩みは同じ。スリムな体型になりたいという願望は加齢とは全く関係ないのである。が、若い女性ならともかく、ババが痩せると小じわが目立って見苦しくなるのに、それでもＭサイズの洋服が着たいと思う気持ちは変わらない。　

普通、痩せたいと思うと、まず食事の量を減らし、同時に甘いものや脂っこい料理を控えるというのが定番のようだが、それで痩せられれば苦労はない。栄養学的に問題のない食事制限と適当な運動で健康的にダイエットするのが理想的だが、自己流のダイエットは危険だというのはよく耳にする話である。
　あるサイトに「食べないで痩せるという発想は大間違い」という記事があった。（一部抜粋）　

【ある女性の1日の食事が１８００キロカロリーとして、約４日間断食してやっと１kgの脂肪と同じエネルギー量（約７０００キロカロリー）に相当する。

人間の体は約７割が水でできているが、無理な食事制限で急激に体重を減らそうとすると、体内の糖質の量が少なくなり利尿作用が働く。つまり、水分が減った重みの分だけ、体重が落ちるのである。これをみな“痩せた”と錯覚している。

ある程度体重が落ちても、通常の食生活に戻れば水分が戻って体重も逆戻り。単に食事を減らせば痩せる、食事を摂ると太るというのは大きな誤解で、食事と一緒に水分が出たり、入ったりしただけのことで、脂肪が減ったり増えたりしているわけではない。

汗をかくことと、脂肪を減らす減量とはまったく関係の無いことである。サウナスーツなどで厚着をして、汗を大量にかくことを脂肪が減っているなどと勘違いしてはいけない。

　しかも、急な食事制限をすると、タンパク質がエネルギー源として分解されるようになり、筋肉量が減ってしまう。結果、代謝が低下して、太りやすい体質なるが、そこで元の食事に戻せば、以前よりも太ってしまう。これがいわゆるリバウンドである。食べないダイエットは、体の“痩せる力”を自ら落としているのだという。　

　無理なダイエットで筋肉や骨のタンパク質を取り崩すことによる弊害は、骨粗鬆症の発症率とも関係する。将来、歩けなくなる可能性がないとはいえない。】

 

　参考までに『正しいダイエット成功の秘訣』というサイトを紹介しよう。

　

　私の現体重は５６キロ、理想的な体重は５３キロである。さすがに３キロも太ると洋服のサイズが１ランク違ってくるし、自分でも動くのに重いと感じる。たしかに食事の量は少ない方だとはいえないが、運動はそこそこやっているつもりである。　

定期的に続けている運動は、週３日のスイミング（１日約１８００ｍ）、ストレッチ体操２０分、スクワット１００回、それにエアロバイクを１０分ほど。これらの運動を毎晩続けているのに痩せるどころか、むしろ少しずつ体重が増加するのには参った。だが、食事の量や内容を変えようとまでは思わない。食べる楽しみをなくしては生きている楽しみがない。そこで、最後の手段として、脂っこい料理を少し控えるようにし、外出時は自転車に乗るのを止めて歩くことにした。

　それで１ヵ月後の成果はというと、たったの１キロ減。ちょっとがっかりしたが、それでも急激に痩せるとリバウンドが大きいと聞く。ダイエットは楽ではないが、この程度のペースでもいい、続けることが大事だと思っている。　

 

　余談だが、ハンガリー議会で１１日、国民の肥満防止を目的に高カロリーの菓子類や清涼飲料水に課税する通称「ポテトチップス税」法案が可決され、９月から施行されるという。税額は、ポテトチップスが１キロ当たり２００フォリント（約８４円）、アイスクリームは同１００フォリント（約４２円）など。同国では、脂肪や糖分の過剰摂取で健康を害する国民が増えていることから同税を考案した。当初は、ハンバーガーなどファストフードも課税対象にされたが、最終的には外されたという。

　
　おもしろい法律だが、これでどの程度の効果があったか、結果が知りたいと思う。