梅雨が明けた翌日から待ち構えていたかのように蝉が鳴き始めた。いよいよ夏本番だぁ~! そのうち蝉の大合唱が始まるだろうネ。
11日にリトアニアで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は、ウクライナの将来的な加盟を再確認したが、直ちにNATOに招待することは見送った。
東欧諸国はロシアを抑止するためにはウクライナをNATOに迎えることが最善策だとして、ウクライナの加盟要請を支持しているが、米国やドイツなどはNATOがロシアとの直接衝突に引きずり込まれる事態を恐れ、慎重な立場を取っているとか。
同日ゼレンスキー氏は、NATO加盟の時期が示されないことをめぐり「前代未聞でばかげている」とNATO指導者らを非難したという。だがこの批判は、これまでウクライナに多額の兵器や支援を提供してきたパートナー各国をいら立たせたという。
こうしたゼレンスキー氏の反応に激怒した米側は、声明での加盟に関する表現をさらに後退させることも検討したと報じたという。
また英国のウォレス国防相も12日、米国に同調する形で「感謝の気持ちを示すことは必要だ。兵器や弾薬など各国に在庫を引き渡すよう説得しているのだから」と述べたという。また去年6月、ウクライナ側から希望する武器のリストを示された際、「我々は(インターネット通販の)アマゾンではない」と不満を伝えたことを記者団に明らかにしたとか。
戦争が長引けば長引くほど、陣営内で対立と摩擦が増え、ほころびが出始めるものだ。欧米諸国が一致団結した行動を取るといってもそれぞれに事情というものがあるだろう。また自国の利益を犠牲にしてまで協力はしたくないというのが本音だろう。こういう裏事情はあって当たり前だが、小さなほころびが大きな裂け目になることも…。
最近私も、ゼレンスキー氏の記者会見の映像を見るたびに不快な気持ちになる。ウクライナへの支援は当然といいたげな物言いと態度がどうにも気に入らない。へりくだって謝意を表せというのではないが、英国のウォレス国防相の指摘はもっともで、もっと謙虚に感謝の気持ちを伝えるべきだと思う。
朝刊にこんなイラストがあった。イラストの左端に「伸び過ぎ…」とあるが、これはゼレンスキー氏の慢心や驕りに警鐘を鳴らしているのでは? 私にはそう思えた。一方、根かぎりウクライナに支援している日本が小さくしぼんでいるなんて、皮肉もいいとこだネ。
17日、ロシアがウクライナの穀物を黒海から輸出する合意を停止した。ウクライナは世界有数の穀物輸出国だ。黒海からの積み出しができなくなると、小麦などの国際価格が再び高騰し、中東やアフリカ諸国で食糧危機が再燃するかもしれない。ウクライナ情勢が長引けば、世界的な経済体制が大きく変わる可能性もあるとか。ウクライナの影響力ってすごいんだネ。
ふと考えた。もし日本が隣国に侵攻されたら、どこの国が助けてくれるだろうか。最近、大借金国なのに首相外遊で巨額の血税をバラ撒いてご満悦の岸田さん、まさかそれらの国が助けてくれるとでも思っているのかしら? まあ国内に米軍基地を置くアメリカだけは知らん顔はできないだろう。
よしんば助けてくれて、武器や防衛装備品を供与されても、専守防衛を掲げる日本は攻撃的な武器保有は禁止されている。使えないものはあっても邪魔、「猫に小判」「無用の長物」だ。
日本は海に囲まれた島国だが、今やミサイルあり、原子力潜水艦あり、戦車だって運び入れるのは簡単だろう。いくら防衛力を強化しても日本を怖がる国なんてありはしない。ミサイルが落ちてからでは遅い。撃たれたら撃ち返す防衛で国民が守れるなんて、信じられますか?
批判されたことが理由なら、独裁者プーチン大統領同様。
1人の権力集中には時間の経緯と共に大きな障害を生むことになりますね。古今東西人間の愚かさがまざまざと。
ミサイル攻撃どころかサイバー攻撃で日本の日常の暮らしが成り立たなくなる日も現実近し。
名古屋港でのコンテナターミナルでの大規模なシステム障害が起きたのはつい先日、物流が止まれば今の「日本国」アフリカや中東同様まず食料不足が心配になるのでは。
自給自足へ家庭菜園にでもはげみましょうか
ゼレンスキー氏はコメディ俳優出身で、政治経験なし。もちろん他国との外交も初めて。何も知らないことが強みとなったのか。政治的な駆け引きもを知らないから、ただ突っ張っ知っているだけ、終わりがあるのでしょうか。
もちろんロシアは悪いにきまっているけど、ここまで事態を悪化させたのは強気一辺倒のゼレンスキー氏にも責任があるかと。
日本は小麦の生産に力を入れ始めているようです。せめて食糧くらい自給自足できれば他国の戦争に一喜一憂しなくて済みます。今の若者たちの農業人口が増えつつあるとか。期待したいですね。