午前中テレビを見ていたが、もう馬鹿らしくて見る気がしなくなった。まあ証人喚問で何か目新しい証言が出ると期待する方がおかしいのである。真実は本人のみが知ること、たとえ「証人宣誓」したからと言ってバカ正直に真実を述べる人なんかいやしない。全国放送のテレビカメラの前で赤っ恥をかくくらいなら証人喚問に呼ばれる前にしゃべるよネ。
こんな茶番が延々と4時間、午後の喚問では与党の質問時間に居眠りをする議員もいたという。議員のセンセイたちは座っていさえすれば給料になるが、この茶番劇を開くために1日約3億円の税金が消えてゆくという。長引けば長引くだけ税金が無駄に使われる、それが腹立つのだ。
「刑事訴追の虞があるから証言を差し控えさせていただきます」と計56回も答弁を拒否したという。これでもう佐川氏の将来は安泰だ。ここで安倍政権に貸しを作っておけば、退職金も天下り先の心配もないもんネ。
そもそも森友学園疑惑の主役は、安倍昭恵さんだ。昭恵さんがどこまで関わっているかを知りたいとは思うが、たとえ証人喚問に引っ張り出しても、絶対に本当のことを言うわけがない。野党は追及の手を緩めないと強気だが、証人喚問なんて税金の無駄、見ている者を不愉快にさせるだけだ。
国民が一番知りたいのは「8億円超の値引きが適正だったかどうか」「文書書き換えの理由」であるが、今更分かってもどうなるものでもない。あとは財務省の調査、大阪地検特捜部の捜査でどこまであきらかになるかだが、どうせうやむやに終わってしまうがいつものパターンである。
今回の騒動で、一番みっともなかったのは安倍首相である。女房殿の軽挙妄動のせいで支持率は急落、自民党内からも公然と首相を批判する声が上がり、内心穏やかならざる思いだろう。女房殿の尻拭いに躍起になっている様子は気の毒でもあり、情けなくもある。が、「女房ひとり御しきれなくて一国を統べることができようか」というのが正直な気持である。
同じリーダーでも大違い。中国や北朝鮮は民意無視の独裁政権、リーダーは強大な権力を持ち、すべて思うがままである。アメリカのリーダーもまた権力を私物化し、まるで独裁者であるかのように振舞っているが、政権の安定化にはほど遠いようだ。
28日、トランプ氏がまた新たな閣僚の更迭をツイッターで明らかにしたそうだ。政権発足から約1年半、これまでに30人以上の主要高官が政権を去ったという。トランプ氏は自らに忠実な人材で周りを固めようとしているらしい。まあ自分の味方が多い方がやりやすいというのは誰しも考えることだ。が、こうした人事の変更をツイッターで公表するというのはおかしい。国家権力の横暴、政治を私物化しているとしか思えないのだが、国民はトランプ政権に不安感を持たないのだろうか。
何でもトランプ氏は暇さえあればテレビを見たり、ツイッターをやっているそうだ。テレビでトランプ氏を支持するコメンテーターがいればその人をブレーンにし、要職に就かせるというのは珍しくないそうだ。ということは、トランプ氏政権に入れてもらいたければ、テレビでうんと“おべっか”を使えばいいわけだ。おもしろいね。
3億円が消えてゆく舞台裏で、ほくそ笑む与党、質問に鋭さ欠ける野党議員。
国民の知る権利より証言を拒否できる個人の権利が優先されるこんな制度必要あるのかな?
新聞に面白い記事が。人権は英語で「humanrights]ローマ字読みで「不満」に見える国民も多い事だろうと。
これまでも証人喚問は何回もあったが、だれも本当のことは言わない。それが分かっていてバカな質問をする野党の面々。いくら張り切っても政権が取れるわけないのに。
こんな馬鹿げたことをやっているうちに朝鮮問題は大きく動き始めました。北のバカ殿の腹の内は分からないし、日本はトランプ頼みでのほほんとしていていいのでしょうかネ。こまったセンセイ方です。