先日、三朝温泉に行ったついでに、以前住んでいた津山に1泊し、私が通っていたスイミングスクールの友人たちと会う約束をした。12時前にスクールを訪れ、ギャラリーからみんなの泳ぐのを見ながらレッスンの終わるのを待った。このスクール開設は28年前、私が通い始めたのは26年前である。全くの初心者で、水に顔をつけるところからの特訓が始まった。
昔から「好きこそ物の上手なれ(どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ)」というが、その通りだと思う。なかなか上達せず、挫折しかかった時期もあったが、好きだったので頑張れたのだろう。今では4種目泳げるし、クロールや背泳のクイックターンもうまくできるようになった。当地に引っ越してからもプールに通い、先輩たちに「きれいな泳ぎをするなあ」と賞賛され、少々、天狗になっているババ。
話を元に戻そう。みんな「レディースコース」で特訓を受けた仲間で、2年7ヶ月ぶりの再会である。近くのホテルでランチしながら、おしゃべりに花が咲く。「みんな、何歳になった?」と聞くと、「私は81歳よ。私は80歳、78歳、76歳…」という返事にびっくり。年を聞けばビックリするような老女たちだが、いざ水に入るとすごい泳ぎをする。今でも「次、クロール300m」「次は背泳200m」「次は平泳ぎ200m」などのコーチの指示にも臆する様子もなく泳ぐそうだ。私はというと、途中で後ろに回ったり、1周遅らせたりと、よくサボったものだが、今でも悠々と泳ぐ老女たちの姿には感服する。
その後、私はフリーで泳ぐようにしてからは、クロールと背泳を続けて50分、2000m近くは泳いでいた。それが、今では1400mくらい泳げばいいところで、持久力の衰えとスタミナのなさは致し方なく、以前も今も、一番若い私が、一番根性がないということになる。
私でももてあます量のランチをきれいに平らげ、よくしゃべり、よく笑う。この元気の元はスイミングにあるのは間違いない。だが、現実はやはり老女で、会話の中味はというと、持病や介護、墓の話がほどんど…。それに気付いて、また大笑いするという、楽しい仲間たち。1年に一度は会いたいものである。
余談だが、老化を早める原因は食習慣にあるそうで、あるサイトに、老いを早める5つの食べ方の特徴が記されていた。
【1】食べすぎ
加齢にともない基礎代謝も低下しているので、若いころのように食べていたら太ることになる。「食べすぎると消化のために血液は胃に集中。他の臓器に回らず、血中脂質や血糖値の上昇を招き、メタボにつながる。腹八分目を心がけて」
【2】早食い
急いでいで食事をとると、どうしても咀嚼がおろそかになる。「咀嚼は消化を助けるのにとても重要。充分でないと消化に時間がかかり、胃腸にも負担が多く、食べすぎの原因に」
【3】食事時間がバラバラ!
朝昼晩の食事時間を決め、できるだけ規則正しく食事を摂ることにより、自律神経のバランスが整いやすくなる。「朝食と夕食の間は12時間がベスト。その中間に昼食を」
【4】続けて食べ、重ね食べ
いつも同じものや似たような食品、調理法のものを食べ続けると栄養素が不足し偏る。「揚げ物+炒め物は脂質やエネルギーの過剰に、煮魚+野菜の煮物は塩分過剰になりやすいので注意。また、食事代わりにケーキや和菓子など、おやつのような食事も×」
【5】冷たいものばかりを食べる
老いの大敵は体を冷やすこと。食材に冷やす作用があるかどうかもチェックしたい。「辛み成分のしょうがやにんにく、ねぎなど温め食材をバランスよく摂り、飲み物も常温や温かいものに」
私は、食べすぎ・早食いが該当するが、この年になると食習慣を変えることはなかなか難しい。好きなものを好きなだけ食べ、ピンピンコロリと逝けたらいうことはない。
水中でのウオーキングだけでも筋力アップ。羨ましいです。
今回 耳を痛めて思いました。
老化は思いがけないところからも 攻めてくる と。
こんな内部の鍛えようのないところから、やられるとうんざりですが、最後は「体力勝負」になるらしい。
あぁ ピンころりんが理想ですね!
恐るべき老女たちです。でも、甲状腺ガンの手術を繰り返している人、血圧が高いとか、メニエールだなどと、どこかしら病と縁が切れない人ばかりです。
多分、明るくて前向きな姿勢が若さを保っているのでしょう。私も見習わなくてはと思いました。
今のところ、悪いところは頭と顔、根性で、こればかりはどうしようもありませんね。