Arthur Rubinstein - Grieg Piano Concerto 2nd mov
ピンと伸びた背筋、演奏の姿が実に特徴的なルービンシュタイン。
芸術の世界に生きる方は、終生現役、若々しい方が実に多いですね。
我々も彼らに学ばねば、と感じます。
何処かで一区切り付けたい、と言うのが私には理解出来ません。
彼らは終生真実、まことの音を求め、空間に消え去ってしまったものは既に過去として決別し、常に新しい真心、想いを込めて毎回に全てを賭けて自分の持つものを出し切る姿勢で貫かれています。
そこには妥協の気持ちなんて一切ありません。
歯科は科学、医学と芸術の複合で始めて成り立つ特殊な特徴的なものゆえ、医学単独から切り離されて学ばされる、と私は考えています。
人工臓器を本物、天然の理想的な姿と同じ位、時にはそれ以上美しく仕上げる。
それは芸術的センスが不可避なのです。
故に私は終わりがないと断言していますし、科学も進歩しますから尚更終わりがある筈がない、と言い切ります。
進むのを一段落したい方はすれば良いでしょう。
しかし、私にはそのつもりは全くありません。
芸術も技術も、1日休めば取り戻すのに3日掛かる、と言われているからです。