上顎の臼歯部では、骨の厚みが少なくてインプラントするのが難しい、と言われる事が良くあります。
その理由は、上顎洞と言う空洞、副鼻腔の一つがあるからです。
今日紹介した患者さんも、同じ理由でサイナスリフトと言う骨の厚みを造成する手術を受けるように勧められたそうです。
しかし、良く話を聞いてみたら、サイナスリフトして半年待ってそれからインプラント植立になり、それから又半年位待たされて歯が入る、と聞き、しかも、大きな手術だから腫れたり痛んだりもするかも知れない、と言われ困ったそうです。
それで、家に帰ってインターネットで勉強して、そんな大きな手術しないでも治してくれる、と言う期待を持ってうちに来られました。
私の診断はそこまでしないでも充分インプラント出来ますよ、でした。
但し、残念ながら前の歯が根が駄目になりかけている状態でしたので、そのお話もしたら、ついでと言う事でそちらもインプラントをしましょうとなりました。
そして、手術の予約を入れて下さり、1月以内に手術をさせていただきました。
結果は大成功で、極小さな痛くもない腫れもしないサイナスソケットエレベーションで治りました。
写真の下の画像が治癒した現在の画像で、薄かった骨が白く厚くなっている画像が確認出来ます。
綺麗に治っているでしょう。
殆どの患者さんはこのような治し方で治癒に到れる、と私は信じています。
私自身の経験では99.9%の患者さんでサイナスリフトせずに治せて来ました。
しかも、治癒期間が劇的に短いんです。
だからこそ、ソケットエレベーションを勧めます。
参照:http://www.samurai-implant.com/