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歯チャンネル88と言うサイトもありますが、患者さんが書かれる表現とか写真とかでは正確なことは何も分かりません。
幾ら良心的で、腕が立つDRが回答をしていても、実際の患者さんの状況は見せていただかないと分からないのです。
このことはもう過去に何度も何度も指摘されていることですが、患者さんは皆さんこと自分のことになると、専門家に伝わっていると信じたいのか、どうなるんでしょう?と質問をされます。
しかし、診てない者が何も分かる訳がないんです。
DRは凄い超能力者でもないし、透視能力者でもないですし、占い師でもないです。
本当のことをキチンと知りたいなら、診査・診断を受けて、治療計画を立てて貰って下さい。
事実、現状と正しく向き合うことでしか解決策は見えて来ません。
事実、現状を正しく把握するには、患者さんの言っていることを参考にして診査、診断して行くしかないんです。
ここ大事なことですから繰り返します。
あくまでも患者さんの訴えていることは参考にして、専門家である者が診査・診断する、です。
残念な実例を挙げます。
実父の話ですが、左上の歯が痛い、と言うことで来ました。
精密に診査して、この歯だろうと言う診断を付けて治療計画を話しました。
そうしたら、馬鹿、お前は分かってない、その歯じゃない、隣の歯だ!と怒るのです。
いや、チャンと精密に調べて、この歯が一番悪い確率が高いから、隣の歯を先に弄ることは勧められない、先ず患歯と思われる所からするべきだ、と親子喧嘩になりました。
父は、何度か書いているように整形外科医のゴッドハンドと称えられた、各種の分化した整形分野の学会の立ち上げもしているDRです。
しかし、専門分化外では、こんな困った患者さんなのです。
そして、結局患歯治療して治らなかったら首を吊ってお詫びする、腹切りして責任取ると言うことまで言って説得して、やっと治療することが出来ました。
異常ですよね。
そこまで歯科医の言うことに耳を傾けない患者。
でもそれが実父なんです。
で、結果治療して、次の予約の時、いやーお前が正しかった、すっきりしたよ、と平然と言い放ち謝罪の言葉すら言わないんです。
こんなもんです。
こう言う実に恥ずかしい実例を私は経験しているので、実際に精密に診査して、診断して、治療に当たる、と言うことを鉄則として、決して患者さんには迎合しないで、是々非々で治療に当たることにしております。
写真だけ、文章だけ、患者さんの訴えだけでは、何も分からない、それこそ想像、空想の世界でしかないのです。
想像、空想を自分が単に知らないこと、事実に当て嵌める軽率な傾向が、患者さんには残念ながらある、と言うことなんです。
失礼なことは百も承知ですが、本当のことを知りたいのなら、キチンと来院して診ていただいて、診査診断を受けましょう。
宜しくお願い致します。