歯周病は、人類に最も蔓延している感染症です。
歴史に名を残す偉人達も、歯周病で苦しんでいた記録が残っています。
室町幕府を開いた足利尊氏の歯周病で抜けた歯、と言うのが残っていたり、海外でもアメリカ初代大統領のワシントンが歯周病で歯が抜けてしまって入歯だった、と言います。
現在でも、成人が歯が抜ける最大の原因は歯周病、とされています。
そして、歯周病は生活習慣病、とも言われています。
勿論、稀に遺伝的に悪いと言う気の毒な方もいますが、多くの場合糖尿病とかと同じ生活習慣病、なのです。
ところが、歯周病=生活習慣病と言われても、患者さんはご自分だけの力では、なかなか歯周病を治すことができません。
どうしても、専門家歯周病を治せる歯科医を探さなければならないのです。
この患者さんも、歯が揺れてしまって歯周病の自覚があったので歯科医に通っていたそうです。
しかし、残念ながら、前医では歯周病の治療をしていたと言っても揺れるのが止まらなくて、段々悪くなってしまって、不安になって仕方なく当院にお越しになりました。
初めてお会いした時には、私総入れ歯になってしまうのでしょうか?と涙声で話されていました。
その時のお口の状態は、殆どの歯が揺れている状態で、特に下顎の前歯、上下の小臼歯は大きなレントゲン写真で拝見してても支える骨がなくて、これは救えない、と思われました。
他の歯も揺れている状態で、このまま通常の歯周病治療で進めて行ったら、残ってる歯の負担が増えるばかりで、救うのがより難しくなるだろう、と思いました。
そこで、私はどうしても残せない歯を抜歯すると同時にそこにインプラントを植立して、しっかりと硬く植立して、そこを支えにして揺れてる天然歯を接着固定する、と言う再生療法の治し方を提案しました。
抜歯即時荷重インプラントを歯周病の揺れてるのを止めるのに使う、そして歯周病再生療法を成功させる、と言う世界中でも多分私しかしていないインプラント―歯周病再生治療の方法です。
実はこの患者さんの治療もそろそろ10年になろうとしています。
今はこうして自慢げに報告出来ますが、10年前2008年当時即時荷重インプラントと歯周病を組み合わせる、歯周病の歯を救う為の固定源として使う、と言う治療方法は破天荒な方法だ、と言われました。
しかし、10年が過ぎようとして、こうして成果が上がって来ていますので、歯周病とインプラントは上手に組み合わせて上げることができる、その方が早く確実に歯周病の歯を救える、と私は明言します。
私のことをインプラントだけの専門家と誤解されている方が最近特に多くなってしまって来たので、改めて、本来は歯周病治療始めとする口腔再建専門医である、と宣言致します。
古い付き合いの方は、私の始まりは総義歯治療専門家であったこともご存知で、そこから口腔全体を見通し、歯周病、インプラント治療まで一貫とした治療をする専門医です。
そして、全く新しい概念でインプラント、歯周病、総義歯を統合的に、総合的に、包括的に治します。
全ては、患者さんを早く確実にお救いする為、です。
どこにもない全く新しい低侵襲で早く確実に治す歯周病―インプラント―総義歯治療をお望みの方、ご相談にお越し下さい。
03-3775-0044で、ご予約をお願いします。