切れ込みだけで中へアクセスして病変組織を取る。
見てて、あーこれ、私のしてる手術に似てるな、と又思いました。
私のは、器具の先にカメラないので、動画撮れないんですよね。
歯科には、まだそんな機器はない。
ダヴィンチほどの機器があればな、と思います。
スコープで覗くやつはあるんですけど、あそこまで見れませんからね。
しかも、インプラント手術になると、立体的方向の把握が物凄く重要になり、ミクロでしか見えないと、私にはできる自信がありません。
何しろ、私は頭も然程良いとは思ってないし、手先だって器用とは言えないし、手術すること自体が好きとは言い切れない、できればしたくないで治したい、と言う考えの人間ですからね。
なのに、石川先生の手術動画見て、こういうの歯科でしてるの私しかいないんだよな…、とジレンマ感じてしまってて、あそこまでの低侵襲手術してるから治りは良いし、綺麗だし、凄い成果出せるんだよね、と納得してしまうんです。
私の弟子が、先生もあれ見たら自分にもできる、やれたな、と感じますよね、なんて言って来たけど、まあね、俺の仕事は石川先生の何十分の一のサイズの細かな仕事だから、そのサイズであの仕事してる、できてるのは、何となく共感するけどね、と返しました。
医科の手術は、扱うサイズがでかい、ですね。
我々にはできません。
私の手術のサイズは、一昨日のもわずか5mmくらい?の切り込みから全部してしてます。
これです。


だって立てるインプラントの直径が5mmですから、それ以上の傷は付けたくないでしょ。
でも、そう言う手術だから、腫れないし痛まない。

こんなもんですんじゃいます。
何度も書きますけど、私は頭も然程良かないし、凄く器用でもないし、手術怖い、進んでやりたい、と思わない専門医で、周り見てても自分より遥かに頭良いし器用で凄い先生おられて、何故皆んなわたしのようにできないのかな?と思ってます。
頭良いし手先器用で凄いから、大きく切って、広く開いて、沢山歯茎剥がして、直視でいっぱい骨とか病巣見て手術してしまうんですかね…
でも、それだと患者さんは腫れて痛んで辛くて大変で、治りも遅いんです。
私は私のやり方2003年からしてますけど、本当にこのやり方して来て良かった、と思ってます。
あの頃は、そんなことできるはずない、って馬鹿にされたけど、今になって、医科の方でダヴィンチとかの手術出て来て、後追いで恩師ラム先生の基本概念が正しかった、と自信が深まりましたね。
私にできるんだから、皆んなできますよ。
本当に。
時代は必ずラム先生、私のやり方に変わります。
その確信を今日の石川先生のダヴィンチ手術とかの講演で、強く思いました。
私は正しかった!
良かった!
PS:今年からの寺子屋ではそちら方面の話、かなり強くしますね。インプラントの基本的概念も絡めて。この話できるの、多分世界でも私だけ、だと思うので、私的事情もあり、本気でバトンを継承することをして行きます。