私は、即時荷重インプラント治療の本当のこと、を書き続けて来た、と自負しています。
ここにもあるように、2007年から連載し、2009年には著書もだし、即時荷重インプラントの真実を明らかにして来ました。
私が即時荷重インプラント始めたのは2000年。
その当時は、何処にも教科書もなく、教えてくれる人もおらず、試行錯誤、創意工夫で乗り越えて来ました。
その赤裸々な話を、私は綴って来ました。
代表的例では、私は即時荷重インプラントを成功させるために、必ず35N以上の締め付けトルク値で処置する、と明言しています。
それが私自身がしてきた中での正解だからです。
15~25Nで充分だ、と言うお考えの先生もいましたが、私の経験上、それでは緩んでしまったりしてトラブルが起こり、骨とか歯茎とかが失われて、リカバリーに大変な労苦を患者さんにお掛けした、と言う残念な経験も持ってるからです。
今でも、指でしっかり留めて、噛み合わせさえしっかり作れば大丈夫と言って、ネジ留めでなさる先生もおられます。
しかし、ネジ留めでその程度では、仮歯が壊れ、インプラント脱落する、と言う危険性が高いことも私はとても良く知っています。
私のやり方は、インプラント植立手術時にインプラントも35N以上、アバットメントも35N以上と言うしっかりとした力で締結していて、それでトラブルがほとんど起きないことを知っています。
それでも、インプラントが生着後、アバットメントに締結トルク掛けると回って、再度35N以上で締め付けなければならないこともしばしばあることも知っています。
こんなことは何処の成書にも書いてません。
私が見付けて、私が対処方法考えてトラブルに打ち勝って来たんです。
その経験上、指で留めるとか、ネジ留めとかがいかに危険か、良く知っています。
ネジで留めて安心してるのは大間違いで、数本のインプラントで補綴支えていても、留まってるのは実は1本だけ、あとのは緩んでる、なんてことも起きてるんです。
だからんネジが折れる。
ネジの折れるトラブルは、実は20%以上起きている、と分かっています。
で、私はどうかと言うと、0.003パーセントとかでしか折れるトラブル経験してません。
今までに少なく見積もっても、4000本は植立して来てる筈ですが、私の確認している限りでは両手もないんです、折れた経験。
但し、私の所にちゃんと来てくれてない方は、分かりませんが・・・
それでも、私自身で経験して来た本当の話、嘘のない話、をしています。
寺子屋なんて、トラブルリカバリー談がかなり、と言う実態です。
それが、他の方、特に次代の有志に役立つならそれで良いのです。
私は、これからも自分の経験談をできるだけちゃんと伝えて参ります。