それに対して、私の答えはここに、目の前にいますよ!と笑いながら答えます。
すると、患者さんも笑って、そうでしたねー、と受けてくれます。
その後で、軽いジョークは置いておいて、本当に何処の先生が良いのか、分からないですよね。
実は、私も専門家の端くれなんですけど、他の先生の治療内容がどうなのか?は分からないんです。
専門家でも分からないんですから、素人さんである患者さんはもっと分からないですよね…
と、私はお話しします。
そして、そうなんですよね…本当に何処に行けば良いのか、分からないんですよね。
と、患者さんは必ず言われます。
私の所のホームページも偉そうなことは言えないのですが、ネットとかの情報、ホームページの宣伝では、その先生の治療内容は分かりません。
良いことばかりを書いていて、どんな危険性があるか、問題が起きるのか、どうリカバリーするのかできるのか、は余り触れられてないようです。
これでは、怪しいサイトの勧誘と然程変わらない、と揶揄されても仕方ないかも、と思います。
結局、実際に行ってみて、その先生とお話しをし、その医院の雰囲気を感じ、後は任せるしかない、と言うのが現実だと言うしかありません。
そんな中で、私がこれを知っとくと、良いインプラント医の先生に当たる確率が上がる、と確信できることがあります。
実際にその医院に行かなければ分からないことですが、その医院のインプラントの患者さんはメインテナンスに良く通われているのか?を見ると良い、と思います。
インプラントの治療をしてるのと並行して、治療した後、歯周病や噛み合わせなどのメインテナンスを受ける患者さんが良くいるかどうか?は良い先生、医院を探す指標になる、と思います。
これを見抜く為には、何回か通って見ないと行けないかも知れませんが、全然メインテナンスを受ける患者さんに会わないような所は避けた方が良い、と思います。
インプラント治療が多ければ多いほど、メインテナンスの患者さんは累積して増えしまう筈です。
インプラント治療が多くても、メインテナンスの患者さんはいない、なんてのはかなり怪しいです。
ちなみに、うちはそれなりにインプラント治療してますので、毎日毎日何人ものメインテナンスの患者さんが来られます。
はっきり言って大変です。
真面目に来られる方は3ヶ月に1回は来られますから、どんどん増えてしまいます。
経過が悪いから来られてるのではなく、自分のお口の中の健康を守りたいから来られてるのです。
そして、そう言う患者さんは必ずあの時インプラントして良かった、と言われます。
うちの患者さんは、何事もなく10年20年の経過を辿られている方が多いので、振り返ってあの時にして良かった、と言う訳です。
やはり、インプラントとなると、高額ですし、外科もしますし、後々のこと考えないと、決断できない、と思います。
それには、やはりメインテナンスしていること、が大事な鍵、だと思うんです。
なので、その先生、医院はメインテナンスに真面目に取り組んでいるのか?を探るのが良いのでは、と思います。
この患者さんは、真ん中2本がインプラント治療です。
治療して3年が過ぎました。
今日メインテナンスに来られました。
残念ながら、お仕事が忙しかったそうで、軽い炎症を起こし、クリーニングしたら軽く血が滲んでしまいました。
その状態をこうして写真で撮って、又次の時で比較します。
今度は初夏に来られるそうです。
こう言う小さなことが大事なんです。
具体的にはこんな感じです。
こうして、患者さんと一緒になって、良い状態を保つように努めている。
それが、良いインプラント医探しになる、と思います。