大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

今さら、もう入歯で良い、と言う言葉で招く未来の怖さ

2019年04月12日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話
良く高齢者の方が、今さらとか、もうとか言って、インプラント治療を避けることがあります。

しかも、最近の高齢者の方は、歯が割りと残っていて、高齢者になって初めて入歯を経験する、と言うパターンが今後益々増える、と思います。

これはとても怖いことです。

何故なら、皆さんは入歯を軽く考えているからです。


入歯入れれば快適に噛めて、見た目もちゃんと治る、と信じてますが、それは嘘です。

初めて入歯入れた時、患者さんは必ずこんなモノしてられるか、と強く感じるものです。

違和感がとても強く、気持ちが悪く、自分が知ってる爺さん婆さんはこんなモノしてたのか?とびっくりするのです。

中には、自分の入歯は手を抜かれてて、ちゃんと治してないんじゃないか、と疑う方まで出ます。

その時に、歯医者は皆んなこんなもんですよ、始めは慣れないけど、慣れて使えるようになるもんです、と必ず説明をすることでしょう。

でも、その時にあなたは心の底では本当か?と思ったりする筈です。

でも、昔は割りと若い年齢から歯がなくなり、入歯になる方も多かったので、そんなもんか、とうけいれて、やがて慣れると言うのが普通でした。

しかし、今始まっているのは、かなりの高齢者になって入歯に初めてなる方が増えて来てるんです。

これが、歯科医療不信を招くのでは、と私は危惧してます。


だからこそ、高齢者ほどインプラントで余生を生きる、が本当に良いのです。

勿論、ちゃんとした先生に掛からないと行けませんが。

私のごく身近な身内も、32年前からインプラント治療を受け、現在では半分以上がインプラントになって、そろそろ80代になりますが、入歯知らずで食生活に何も困ってません。

同年代のお友達は、一緒に遊びに行くと、皆んな入歯で困っていて、食事が楽しくない、と嘆かれてる中、その方だけは皆んなから羨ましがられているそうです。

その時にインプラントの宣伝するそうですが、皆んな今さらとか、もうとか言って、したいと言う方はまずいないそうです。

そして、又入歯の嘆き大会になるとか。

それが、当たり前で、段々元気な方が減って行き、お友達が少なくなってしまう、と嘆かれてました。

自分が元気なのは、間違いなく良く食べれて、話せて、楽しめてるからで、これはインプラントのお陰でだ、とはっきり言われます。

この方だけではありません。

うちに長く来られてる方は、殆どの場合皆んなに羨ましがられて、いつまでも元気ですね、と言われるそうです。

そして、必ず皆さん、あの時は大変な決断だったけど、年取ると差が凄く出るんだね、と言われてます。

それが、真の入歯とインプラントの差、なんです。

そこを知って下さい。

食べれるから元気なんです。

入歯では、年取って変わってしまう歯茎、土手に対応できなくなり、使えなくなり、やがて栄養不足になって、衰え、介護とかされるようになり、寝たきりになってしまうんです。

私の経験ですが、インプラント治療で噛めるようになった患者さんは、亡くなる前の日まで普通の食事ができてるんです。

普通の食事です。

ドロドロとかの介護食ではありません。


この最期の時間の過ごし方の差、どう感じますか?


私は、自分も家族も身内も、亡くなる前の日まで普通の食事を楽しくして欲しい、と願ってます。


ターミナルの時期、高齢者の時期に差が凄く出る。


それが真実の姿です。


どんな老後を送りたいのか?をよくよく考え、どうしたら良いのか、をお考え下さい。


私はあなたに最期の時間の辛い思いして欲しくない。

切にそう願い、このブログをしたためています。

歯医者をしていて死にかけた話

2019年04月12日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話
何度か書いている古い話ですが、学びになる点も多いかと思い、事実関係を改めて書かせていただきます。

私は1987年卒業で、日本橋の歯科医院に勤めました。

そこで3年間お世話になりました。

最期の90年の始まった頃、いわゆる平成の世が始まったばかりの頃、私はB型の劇症肝炎で倒れ、死線を彷徨いましたが、何とか生還して現在に至っていいます。

何故、今になって又書こうと思ったかと言うと、やはり平成の世が終わる、一つの区切りを付ける、付けたいと言う思いがあって、30年前を振り返り書こうと思ったのです。


劇症肝炎にかかった原因は、患者さんに治療中に噛み付かれて、歯を削る器具で左手の人差し指の先を骨に到達するのではないか、と言うくらいにザックリと切ってしまったから、です。

患者さんは、中国からの留学生と言っていた女学生でした。

大陸からの方でした。

何故、私が診ることになったのかは忘れてしまいました。

とにかく今も覚えていますが、その方の口の中の汚れ方、虫歯はとても悪い、酷い状態でした。

プラークはべっとり付いていて、歯茎からは出血してて、その時痛みを訴えていた虫歯は、かなり深い虫歯で、神経、歯髄が侵されて痛んでるのが明らかな状態でした。

その方は、失礼ながら、近代的な歯科医療を経験したことはまずなかっただろう、と思われるお口でした。


そのせいもあったかと思いますが、その方は始めから怖がっていて、何をされるのか、と怯えているのがありありでした。


麻酔の注射されるのも、ビクンビクンと動かれて、怖いな、と私は感じました。


そして、虫歯の治療を始め、痛くないのを確かめながら大丈夫、と声かけしながら虫歯を取って行ったのです。

そしたら、いきなり口を閉じ、つまり私の指に噛み付いて、あろうことか顔をブンブン左右に振ったのです。

あっという間でした。

私の指先に激痛が走りました。

歯を削る道具、タービンヘッドと付けられたバーが私の指先にぶつかったのは明らかでした。

なのに、その方は噛み付くのを止めず、イヤイヤをして離さなかったのです。

直ぐにタービンを止めて、口を開けさせ、指を口から出そうとしました。

それで、ようやくその方は顔振るのを止めて、私は必死で口をこじ開けて、指を出しました。


案の定、指先は深々と削られ、ザックリと傷口が開いてました。

骨も見えそうだ、と思われるくらいの大きな傷でした。

タービンで怪我をしたので、ザックリとしたザクザクの汚い傷口でした。

血はドクドクと出ていました。

当然、直ぐに水で洗い流し、一所懸命に血を絞り出して、バンドエイドをグルグル巻きにして止血しました。

そして、その方に聴きました、痛かったの?と。


そしたら、なんと痛くはなかったが怖かったとのたまわったのです。


私は呆れてしまいました。

貴女が噛み付いて、顔振ったから、私は指先を大きな怪我をした、治療中はジッしてないと、こちらは怪我させられるのがとても怖い、だから、動かないで、ときつく言いました。


それで、反省したのか、その後は身体に力入れてる感じで、何とか抜髄して、確か根管充填までしたと思います。


そんな事件があってから、1ヶ月くらいして、私自身は悪性の風邪でも引いたのかな、と言うくらい身体の状態が悪くなり、右脇腹が酷い重苦しい
腫れてるような感じがして、これは病院に行かねばと思い、何として父の友人である宮川病院に辿り着き、診察を受けて、その場で入院となったのです。


そして、直ぐに検査結果が出て、B型の劇症肝炎と判明したんです。


実は、もうその時には、私は頭の方も肝性昏睡になりかけてて、良く分かってなかったのです。


そして、丸1ヶ月は死線を彷徨いました。


自分では死んでる、と感じたことも数え切れません。


でも、何とか回復し始め、頭も正常に戻り始めて、あの時の傷が原因に違いない、と思ったのです。


何故なら、あの方は凄い口が汚れていて感染源が沢山あったに違いない、と思ったのと、B型の肝炎ウィルスはとても強いので、唾液や血液を介して感染する、と知っていたからです。

そして、その時に知ったのですが、大陸の方、韓国や中国からの方は保菌者がかなりいる、と。

その当時の話なので、今のデータではありませんが、当時かなりの保菌者が医学界では報告されてて、問題になっていたそうです。


それに私もやられてしまった、と言うことだったのです。

その後、労災と認めさせる闘いが始まるのですが、それは又機会があれば書きます。


私のその時の状態は、GOT3980、GPT1700で、交通事故にあって肝臓が破裂してるのと同じくらいの酷く悪い状態だったそうです。

正常値の100倍ですから。

そして、当時の医学水準では、そこまでの劇症肝炎だと死亡率97%以上と言うもので、良く助かったなと思います。


お陰で、私は患者さんが動くのがトラウマにになり、少しでも動かれるととても怖い、と感じるようになってしまいました。


子供の頃に、秋田犬に噛み付かれてもの凄く怖い思いをして、犬嫌いになってしまったのと同じくらいにです。


ここで、患者さんにお願いしたいことは、歯科医はとても危ない行為をしてるので、決して治療中は顔を動かさないで下さい、と言うことです。


そして、歯科医にはワクチンをしておくべきだ、と言う提案です。


私はB型の生還者なので、終生免疫を獲得してますし、他の方への感染源にはなりませんが、そうでない方は用心した方が良い、と思います。


医療は怖い面もある、と言うことを知り、患者さんも我々もお互いを守れるようにしましょう、と強く提案します。


それが、今回のブログのまとめです。



4月11日(木)のつぶやき

2019年04月12日 | Weblog