今日この患者さんがメインテナンスで、又来られました。
カルテを見て、レントゲンを見たら、もう13年以上で、驚かれてました。
私、もう歯をいじられるの怖くて怖くて、ガタガタ震えた、でも、あの時治しておいて、今は何も困らないで食べられて、健康で、本当に良かった、と話して下さいました。
この方も、まずは左下顎だけ、でインプラントをされて、それで大丈夫だったから、右下顎もインプラントにされ、上顎は入れ歯で噛めるようになられました。
それで、いよいよで決心して、上顎もインプラントにとなられて、治されたのです。
散々インプラントの悪い噂を聞いていたそうです。
でも、入れ歯は嫌で、ご紹介でマツゲン先生なら我慢できる、痛くなく腫れないように怖くないようにしてくれる、と一縷の望みを掛けて来られたのです。
そして、いま73歳になられる。
と言うことは、今の私マツゲンと同じ年齢の時に治療を受けられた、と言うことですね。
12年前ですから、今よりも手術はできてなかったかも知れません。
でも、2008年ですから、ラム先生に教えられた2003年以降なので、できるだけ痛くしない、腫らさない、楽に治して差し上げる、にこだわっていたと思います。
私自身も、患者さんのお身体を手術するのは、余り乗り気になれる仕事ではありません。
切ったり貼ったりが好きな外科系の歯科医の先生もおられるでしょうが、私は明らかに違います。
患者さんが可哀想で、気の毒で、できれば手術はしないで治して差し上げたい、と思っています。
でも、その時にお師匠様に教えられた言葉、鬼手仏心きしゅぶっしん、を思い起こすのです。
外科を行う手は鬼の手かも知れない。
でも、その手には患者さんを救いたい、と言う仏心が宿る。
それを心に銘じて、勇気を奮い立たせて、行っています。
元々豆腐メンタルですから、後で痛がられたり、腫らせたりして、患者さんを辛い目にあわせるのは嫌だ、と思っていましたから、ラム先生の教えに出会った時にらこれだ!私のやりたいインプラント手術は、と確信しました。
もう始めて17年以上になります。
腫らさない痛がらせない手術をやれるようになたことで、今回のような患者さんを助けて差し上げられるようになったのだ、と思います。
豆腐メンタル、ビビりで良かった、と今は思っています。
私の願いは、歯がなくなって、それで心も悩まれて辛い思いをされてる患者さんを、身体まで辛い怖い思いをさせたくない、これぐらいなら大丈夫、できます、と言っていただけることです。
そう言うことができることで、全顎的に治して差し上げられて、こようにあっと言う間に12年、と言うようにして差し上げられたら幸せです。
マツゲン先生に任せれば、お口のことは怖くなく、腫れたり痛んだりされずに治してもらえる、と信じていただけたなら、本当にありがとうございます、ですね。