インプラント治療は、歯がない所に歯を新しく造らなければならない治療です。
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少ない本数なら残っている天然歯とかが目安になり、お口の中に収まりの良いインプラント植立をできるでしょう。
しかし、多くの歯を失って、インプラントで沢山の歯を新しく造らなければならない状態の場合、そう簡単には行きません。
例えば、総義歯の患者さんの場合とかです。
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こんな状態になった患者さんが、最後の望みをかけてインプラント治療をしたいと言われたら?
これ、一般の患者さんの思われてるほど簡単なことではないんです。
何処に歯を並べるのか?は、歯科医の自由です。
ここが問題です。
かなり大きな問題なんです。
実は、歯の並ぶ位置で、患者さんの噛みやすさ、使い心地は天と地ほどの開きが出てしまうんです。
お口の機能は、歯だけで営まれてる訳ではありません。
舌と頬、唇の内面の粘膜で、初めて咀嚼、嚥下と言うお口の機能が営まれ、会話もできるし歌も唄えるし、息もできてるです。
つまり、歯並びが悪ければ、食べにくいし、話しにくいし、普通に生活するのが辛くなりかねないんです。
でも、安心して下さい。
歯科医は、昔々からこの問題をちゃんと解決する方法を創り上げて来ました。
それが総義歯治療です。
総義歯こそ、何にもないお口の中にキチンと入れてちゃんと解決できれば、沢庵でもステーキでも食べれるように治せるんです。
素晴らしいですよね。
総義歯治療が分かってる歯科医なら、その患者さんのお口に合わせた歯並び、噛み合わせを造ることができます。
ここ大事な所です。
そして、総義歯が分かってる歯科医なら、この写真のような下顎の型が採れて欲しいものです。
これ生意気言わせていただくと、総義歯治療では最初の入り口のレベルです。
でも、インプラント治療業界では?
言えません、怖すぎて…
ただ言えることは、インプラント治療後に色々な問題が起こる根本にこの問題がある、と私個人は思っています。
総義歯治療にこそ歯科治療の全ての基本がある。
そのことを強調して、今日のブログを締め括ります。