大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

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術中CTの勧め 安心安全なインプラント治療をするには 怖がりでも安心できるインプラントの話

2020年02月13日 | 日々のインプラント臨床の話

抜歯即時インプラントは、抜歯窩にインプラントを植立するホールを形成して行きます。

抜歯窩は骨が斜面になっているので、このホール形成がとても難しいのです。

 

で、私は根が心配性なので、ちゃんとした位置にちゃんとホール形成できているのか、と確かめないと安心できません。

それで、私は掘り始めの細いホールの状態で4㎜程度形成したら、その状態でCTを取らせていただくことを必ずしています。

 

そうすることで、自分がイメージした通りにできているか、どう修正すれば良いのか?を確かめています。

嘘を吐きたくないので、本当のことを書きますが、私の場合殆ど修正しなければならない、と言うのが実態です。

 

大きな修正ではないのですが、ピンポイントでしっかりと植立したいと考えているので、得られたCTデータからホール形成のより正しい方向を見出してしています。

そうすることで、安心安全を確保して、怖がりの患者さんでも安心していただけるインプラント植立をしています。


私の手術の特徴は、殆ど骨を露出させない、と言うやり方なので、この術中CTがとても大事なんです。

一般的な外科の骨を露出させる手術の仕方をすれば、骨の良い所にインプラントを埋められるのでしょうが、そうしたら腫れたり痛んだりしてしまいます。

それでは患者さんが可哀想なので、骨の中を見る、形を知る、インプラントホールの状態を知る、と言う目的で術中CTが鍵になるんです。

 

一般の皆さんはご存じないでしょうが、骨の上に乗っている歯茎、軟組織は、一定の厚みじゃないんです。

歯茎の乗っている顎堤の状態と、骨だけの顎堤の状態って、実は頂上もずれていたりしますし、全然均一、平行ではないんです。


簡単に言うと、歯茎の乗っている外見上では骨の実際の形は分からない、と言うことです。

なので、CTで事前に骨の形を把握していても、それでちゃんとホールが間違いなく形成できてるのか?はCTで確かめないと分からないんです。


で、最終形成してしまったら、修正のしようがないので、細い浅い形成の時に、術中にCT撮って確かめる、と言う訳です。

 

これで、殆ど骨を見ない、歯茎を大きく剥がさない手術、つまり痛くない、腫れない、怖くないインプラント手術ができる、となります。



術中CTこそ、痛くない、腫れない、怖くない、辛くないインプラント治療の要、と私は皆さんにお勧めします。

そうすれば、このようなかなりの本数を埋めるインプラント手術であっても、翌日殆ど腫れない、と言う成果を出すことができます。



私自身が怖がりですし、患者さんを痛がらせるのがとても嫌で、少しでも心配な患者さんが出ると、安心できるまで気を揉んでしまう性格なので、こういう安心安全を確保するやり方でないとインプラントできないんです。


今日のインプラント手術もとても難しい、ハイレベルなモノでしたので、凄く精魂傾けてやらせていただきました。

ちょっと内容的に真似されると怖いな、と思うモノでしたので、公開するのは少し控えさせていただきました。

その代わりと言っては何ですが、以前させていただいた患者さんの症例を出させていただきました。

 

安心安全を確保して、患者さんも術者も安心できるには、術中CT、をお勧めします。