
今朝、赤城の地蔵岳、荒山の山頂が薄っすらと白くなっていた。“浅間山も当然”と思って2回ほど様子を見たが、雲がかかってよく見えない。降雪によるものか、樹木への着氷によるものか判らないが、寒い朝だったことだけは間違いない。コウヤボウキの花の写真を撮ろうと、ここ3年ほど狙っているのだが、今年も失敗した。
「ナガハノコウヤボウキ」はキク科コウヤボウキ属の落葉小低木。乾いた林の縁なで良く見かける。丈はせいぜい1メートル。写真は牛伏山の北登山口から上がった見晴台のところで撮ったもので、花ではなく冠毛を伸ばした実。花期は8-9月。コウヤボウキに似ているが、葉が長細いのでこの名がついたのだという。牛伏山、高崎自然歩道辺りでよく見かけるが、花の咲く時期にはこの辺をうろつかないのか、花の写真を撮った記憶が無い。
「コウヤボウキ」もキク科コウヤボウキ属の落葉小低木。花期は9-10月だと言い、見かけたら撮ろうと思っているのだが、上手くいかない。この写真は、埼玉県の東松山市に近い“さいたま自然動物公園”の園内植え込みで見かけたもの。“まだ咲いていた”と喜んだが、撮った2枚ともピンボケだった。
コウヤボウキは高野山でこの木の枝を集めて“箒”を作ることから名がついているという。酒作り用の箒としても使われるようだ。箒に使うのは両種とも。
見分け方は、枝の先端に一つの花をつけるのがコウヤボウキ。ナガバタイプは複数個。葉が長く、切れ込みは小さく目立たないが鋸状なのがナガバ。
