
少し雪の積もった景色を見たかったのだが、その気配は無い。山の方は厚い雲に隠れて見えないが、多分積もっただろう。しばらくは歩きにくくなりそうだ。散歩道にビワの花がひっそりと咲いていた。
「ビワ」はバラ科の常緑高木。バラ科というイメージが全くもてないが、専門の方が分類したのだろうから仕方が無い?花期は11月から2月。白っぽいというかベージュ色で、ビロード状に見え、地味な色と形をしている。葉は表がややツヤのある濃い緑で裏面はグレーがかかっている。
ビワは初夏に黄色の豊かな実をつける。実が大きいタイプと、小さくて個数を多くつけるタイプがあるようだ。種が大きくて、美味しい実の部分が少なくなっているのは残念。実は皮をむいてそのまま食べると甘くて美味しいが、缶詰にしたりジュースにしたりするほか、果実酒にもされるなど多様される。葉は乾燥させてビワ茶にされるほか、直接患部に貼って生薬として使われると言う。