啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「 寒ズイセン 」

2015-01-10 18:46:49 | 庭の花木
「寒ズイセン」 (ニホンズイセン) ヒガンバナ科
 お茶のお稽古の仲間、6人と自宅で百人一首。前日より、本をパラパラめくり一夜づけ。一首ごとの、四季折々の自然や微妙に揺れ動く恋の気持ちに心惹かれ、到底100首予習できず。昔覚えた歌も、今ではすっかり忘れ、上の句が詠まれても、下の句が出て来ない。わかったとしても手が出るのが遅い。下の句100枚並べ、カルタの要領で札とりしたが、現役中学生にはかなわない。それでも、私はベスト3! すごい!な~んてねっ!
一年に一度きりだがお正月らしいひと時だった。
 友人から頂戴した寒ズイセンが、今年も咲いている。底冷えする庭の片隅で、寒さに震えながら咲いている姿は、実にけなげだ。心から可愛く思う。黄色の盃の形をした小さな花を咲かせ、甘い香りを漂わせている。径3cm位。草丈30cm位。葉と茎は緑色で細長く、少し厚みがある。放っておいても球根で増える。所どころに植えておくと咲くので、花の少ない今の時季は貴重だ。。寒さの厳しい日々が続く中にも、あの甘い香りが、少し春を運んでくれるような気がする。スイセンは福井県の花としても有名で、越前海岸は群生地として知られている。
コメント (2)
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