啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「 タンポポ 」

2015-01-31 11:23:13 | 山野草
 「タンポポ」 (蒲公英) キク科
 大騒ぎした雪も大したこともなく、当地ではお湿り程度。乾燥して、パサパサしていた地面に、恵みの雨 といったところだ。朝から強い風に、洗濯物が飛ばされそうだが、きれいな青空が広がっている。
 まだまだ冬の本番なのに、道端のあちこちには黄色い花のタンポポが咲いている。冬越しをする草として、よく目にするのは、ロゼット状の草だ。たとえば、コウゾリナ、ノゲシ、ハルジオン、オニタビラコ・・・。これらは、春から夏にかけて茎を高く伸ばし花を咲かせるが、タンポポも、もちろんロゼット状で冬越しするのだが、茎は伸ばさないで花を咲かせる。舌状花という小さな花が たくさん集まり頭花をつくる。ポピュラーな植物でどこでもみかける。種類も多く、よく知られているのは、カントウタンポポ、セイヨウタンポポ、シロバナタンポポあたりだろうか。カントウとセイヨウの違いは、花びらを包む総苞と総苞片の形で見分けるとわかりやすい。単純だが、総苞が全体的にめくれているのがセイヨウタンポポと、私は認識している。どちらかな? と想像しながら散歩を楽しむのも悪くない。因みに、若葉や根は食用や薬用になるという。
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