啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「クリぼっちでぇ~す」

2015-12-16 16:55:48 | その他
 「ポインセチア」  トウダイクサ科
 「今年も、クリぼっちでぇ~す」と、両手を高く上げ、宣言した40代中ごろ(たぶん・・・)の男性。怪訝そうな顔をしている私をみて、「クリスマスをひとりで過ごすことを言うんですよ。若い人の間では、結構、流行っています」と、あいむかいに座っている女性が教えてくれた。な~るほど と納得。いやぁ~、日本人は、言葉を短縮して使うのがうまいです。感心しました。そして、最近ちょっと気になるのが、“マイ・・・・”。例えば、マイ箸とか。個人的には、どうもしっくり来ない。
 最近、県内のある高校で、アグリフェアが開催された。冬の野菜はもちろんのこと、生徒たちが丹誠込めて栽培した草花の販売会だ。シクラメン、パンジー、ビオラ、ハボタン、アリッサムなど、たくさんの花々が、ところ狭しと並んでいた。駐車場には車が溢れ、暖かい日差しをうけて、大勢の人でにぎわっていた。 もうすぐクリスマス!といっても、若い頃のように、ワクワク、ドキドキはないけれど、雰囲気だけでも楽しもうかと、可愛らしいポインセチアを買った。窓辺に置くと、真っ赤な鮮やかな色が、部屋の空気を換え華やいだ。ポインセチアのみどころは、何といっても花びらのようにみえる苞(ほう)。実際の花は、苞の真ん中にある黄色い粒だが、こちらはインパクトが薄い。この植物、明治中頃に渡来したという。名の由来を調べてみると、アメリカ初代メキシコ公使、J・R・ポインセットに因んでいるという。彼がメキシコ駐在中に、この植物を発見し、アメリカに持ち帰り、クリスマスシーズンに咲く赤い花として、世界に普及したという。色は、赤の他、ピンク、白、黄色。開花11月~3月。クリスマスを彩る定番の植物だ。
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