啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「カタクリ」

2016-05-02 21:38:06 | 山野草
 「カタクリ」 ユリ科に
 約束した時間より、30分も早く到着。7時前だというのに、駐車場は登山者の車で混雑していた。朝から良い天気。Kさん、Hさんご夫妻と私の5人。赤城青年の家から、鍋割山へのルートは、何度も経験しているが、心臓破りの階段があり、かなりきつい。今回は、荒山高原から鍋割山へのピストンルート。山はまだ目を覚ましたばかり。木の枝やロープに助けられながら、急なガレ場、急な階段に四苦八苦。時々、スミレや可愛らしい花を愛でながら、女性3人は、ただひたすら、おしゃべりに花が咲く。荒山高原を抜け、火おこし山、かまど山をとおり、一気に鍋割山へ。鍋割山は1332m。赤城山の長いすそ野の横に、本当に鍋をひっくり返したような形をしている。山頂からは、霞が少しかかっていたが、関東平野の展望も良い。汗ばんだ体に、時折吹く風や、上手にさえずるウグイスに心が癒される。思いのほか、早い登頂で少し物足りない。そこで、もう1つ、長七郎山に登山。多少のガレ場はあるが、笹に覆われたなだらかなルート。花には少し早かったようだ。
 荒山高原に行く途中の斜面に、ポツリ、ポツリとカタクリが咲いていた。薄紫色の花を、茎の先に一つ付け、うつむいて咲かせる可憐な花。種子には、アリが好む物質があり、、アリに拾われることにより、生育地を広げているという。発芽から開花まで通常8年もかかるという。この球根からとれるデンプンが片栗粉。草丈20cm位。北海道、本州、四国、九州などに分布。
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