啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「スズラン」

2016-05-12 15:23:38 | 庭の花木
「スズラン」  ユリ科
 “早すぎる満開大丈夫?(新聞記事から)。尾瀬を代表するミズバショウの事だ。例年より、2~3週間早く、見頃をむかえているという。尾瀬沼での観測によると、積もった雪の深さ、降雪量とも観測史上最低。新聞の写真は、至仏山をバックに、ミズバショウ群が映し出されていた。想いでの山、至仏山。あの美しいお花畑は忘れられない。こんな風景を見ると、やっぱり今年も尾瀬に行きたい。
 当家の花も、どんどん咲き、どんどん散って、撮りためた写真を、タイムリーにアップする時をのがしてしまう。つい先日まで満開だったスズランは、もう全部散ってしまった。スズランといえば、北海道。うつむいた、純白の可愛らしい花が涼やかだ。スズランと名がついているのでラン科と思うが、実はユリ科。花の形を“鈴”にたとえ、愛らしさを“ラン”にたとえての命名という。さわやかな、緑の風の吹く高原に咲いているイメージではあるが、当家では、バサバサの乾燥した地に根を広げ、どこまでも増えてゆく。図鑑で調べると、別名、“キミカゲソウ”と記載されていた。これを、漢字で書くと“君影草”。スズランと記せば、華やかな印象だが、君影草ではどこか、もの悲しいイメージかな?そして、この花の歌があることを、ネットではじめて知った。やっぱり・・・せつない歌詞。茎にそって、うつむいて咲く小さな可憐な花が、せつない言葉を紡ぐのかも知れない。
 
コメント
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