啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「クルマバソウ」

2016-05-06 14:21:17 | 山野草
 「クルマバソウ」 アカネ科
 連休中は、ただひたすら、家でじっとして、外出しないのが常だが、交通機関の混雑覚悟で夫の実家、佐渡へ出かけた。高崎~新潟~両津航路か高崎~長岡~寺泊~赤泊航路が通常のルートなのだが、今回は、上越妙高で義弟が出迎えてくださるというので、高崎~上越妙高~直江津~小木航路のルートだ。高速カーフェリー“あかね”は全席指定。義弟がおさえた最前列は、特等席で、眺めがよく、波も穏やかで、海と空の間をたおやかに進む。雄大な日本海を堪能した。
 島は、春の花が一斉に咲き、まさに、花の島佐渡、朱鷺のいる島佐渡。車窓からみえる景色は、田植えが終わったばかりの田んぼが広がり、のどかな雰囲気を醸し出す。海の幸、山の幸、佐渡産コシヒカリ。義妹の手料理が、なんと上手いこと!
 林の縁や木陰の道端、あちこちで咲いているクルマバソウ。白い小さな、小さな花。花径は5mm位。漢字で、“車葉草”と記すように、葉の付き方が車の車輪のようだ。この花を、“カザグルマと呼んでいた”とは義妹の言だが、確かに、その言い方も可愛らしい。草丈20cm位。茎や葉を乾かすと、かおりがあると図鑑には記されていたので、実際、試してみると、“かおり”というより“匂い”と表現したくなる。調べてみると、クマリンという成分が含まれているようだ。北海道から本州に分布。可愛らしく清楚な花。
 
 
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