啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

トクサ

2011-02-08 08:07:57 | 山野草

庭の植え込みに、私の一番好きな花のひとつヤマシャクヤクの新芽が出ていた。もうすぐ、山野草のシーズンと心待ちにしている。藤岡市南部の庚申山総合公園の一角。落ち葉に埋まった湿地に元気な緑を見つけた。

「トクサ」と言う名であることは知っていた。当家の庭にもあるし、カミさんのすなる生け花で引き立て役を果たす植物であることも・・。ただし、この写真を撮ろうとする瞬間まで、殆ど興味を持ったことは無かった。

手持ちの図鑑を調べてみたが載っていない。ネットで調べると色々な情報があった。驚いたことに、この植物は“シダ”の仲間。生け花だけではなく、漢方薬として充血や涙目などに使われること。名前が示しているように、「砥石」と同じように使われることなど知った。木工品を磨く時、木管楽器のリード(振動版)を磨く時などにも使われるそうだ。

何とはなしに“どんな花”をつけるのだろうかと思って調べてみた。ネット画像で見ただけだが、驚くなかれ?“土筆(ツクシ)”とほぼ同じ。ツクシを大きくしたようなものだった。もちろん、花(種子)ではなく胞子で増殖を図るのだろう。今度、ツクシと比べてみよう。

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ルリビタキ

2011-02-07 08:49:50 | 野鳥

1週間ほど前、同じ場所でこの小鳥を撮ったが、ピンボケでモノにならなかった。昨日、同じ場所で大型のレンズを構えた2人。聞くと「ルリビタキを撮っている」ということ。撮った写真を見せていただいた。そういえば、この前とった小鳥もピンボケながらブルーの羽色をしていた。あの鳥だ!

程なく、可愛い小鳥が現れた。プロ仕様?の800ミリ、400ミリのレンズに対し、当方は70ミリ。腕で勝負したいが、そちらの方も心もとない。まっ・・いいか。小鳥の方が人を恐れず、意外と近付いてくる。ファインダーにブルーと淡いオレンジの入った美しい姿が飛び込んできた。「Get!!」と思わず、同行していたカミさんに報告。もう一枚シャッターを押す余裕もあった。

実は、前回失敗した時はもっとチャンスが大きかった。いきなり飛び出してきたのであわてており、かなり接近できたのだが、ピントがなかなか合わなかった。飛び去ってから確認すると、前日撮ったままで“接写モード”のまま。これが失敗の理由かどうかは判らないが。

「ルリビタキ」=意識してみたのは初めてだが、可愛い小鳥だった。夏は亜高山帯で繁殖し、冬が近付くと降りてきて雑木林などですごすという。写真はオスで、メスはわき腹のオレンジの羽毛は同じだが。頭から羽の部分がグレ-がかった落ち着いた色。
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中間報告?「アオゲラ」と「アカゲラ」

2011-02-06 14:07:53 | 野鳥

新しい年を迎えた頃、寒さと乾燥で殆どの山野草が姿を消した。春の芽生えまでの間はバードウォッチングと思い、昨年から勉強し始めた。今シーズンの大きなテーマ?のひとつが“ブログの名前にも使っている「啄木鳥」の画像を撮ること”なのだが、未だ成功していない。啄木鳥の中で、一番小さな「コゲラ」は撮影できたのだが、本命のアカゲラが近寄ってくれないのだ。標準レンズに毛が生えた程度のレンズでは、なかなかチャンスが回って来ない。とはいうものの、殆ど毎日啄木鳥の姿は拝んでいるのだ!!チャンスはある。カミさんからいただいた退職記念のありがたい1眼レフ。撮れないはずが無い!!!!!

冒頭の写真は、クイズに出るような画だが、ここに「アオゲラ」が映っている。庚申山総合公園の中央を通過する舗装道路沿い。啄木鳥のドラミングに耳を済ませる。74ミリの“切れものレンズ”がかろうじて姿を捉える。「アオゲラだ!!」とドキドキ。「もう少し姿を見せて!!枝の間から出てきて!!!」の願いも空しく、飛び去ってしまった。写真の中央部、重なった枝の間を良く見てくださいね>

次の写真は本命の「アカゲラ」

比較的至近距離で撮影できたのだが、逆光だったことと、ピントが合っておらず、修正してもこの程度。残念ながらゲットできなかった。尾羽の辺りの鮮やかな赤いろなど素敵な鳥なのですが。

今日は、バードウlウォッチングの叔父さん2人とあった。一人は4百ミリのレンズを装備した1眼レフ。今1人は、コンパクトデジカメに8百ミリのフィールドスコープをセットした装備。8百ミリの叔父さんに、アオゲラを撮った画像を見せてもらった。足で稼げば、何とか追いつけそうだ!?頑張ってみよう>
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「アオジ」

2011-02-05 07:37:09 | 野鳥

淡い緑に黒っぽく見える縞模様の入った綺麗な鳥。冬場になると公園の笹薮や枯れた草むらなど。夏場には中低山の登山道脇などでよく見かける。羽の色から、瞬間的にウグイスかと思うが、うぐいすより大きく動作も鈍いが、よく人前に姿を現してくれる。

ウグイスと似たような場所にいることが多いが、この鳥もカッコウに“托卵”されるのだと言う。一生懸命子育てをするまじめな鳥なのだろう。


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「メジロ」

2011-02-04 10:00:15 | 野鳥

啄木鳥の撮影チャンスをじっと待っていたが、20分近くネバッても近付いてくれなかった。諦めかけた時、直ぐ近くの枝ににこの鳥が止った。「メジロ」だ。。珍しい鳥ではないが、ウグイス色の美しい姿と白い目が一際目立つ。

ウグイスと間違われることが多いという。桜や梅の花などで蜜を吸すう姿を見るのは「メロ」。ウグイスは鳴き声こそ有名で、山道などあちこちで泣き声を聞くが、なかなか姿を見せてくれることは無く用心深い。羽色もメジロの方がウグイス色で、ウグイスはドブネズミ?色。メジロはメジロ科、ウグイスはウグイス科。

禁猟、飼育禁止だが、申請し許可を得れば1世帯当たり1羽の飼育が認められるという。「鳴き合わせ会」など行われているそう。若い鳥に、泣き声に定評ある鳥の生の声やテープを聞かせ、訓練するのだそうだ。人間の世界と違うのは、鳴かない雌は全く存在価値が無いのだという。

“目白押し”と言う言葉がある。メジロは夕方になると枝に体を寄せ合って集まる事があるそうで、いっぱい集まっている様子や、押し合うほどに多い状態をメジロの習性に例えたものだそうだ。
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セツブンソウ

2011-02-03 08:09:18 | 山野草

「セツブンソウ」が小さな花をつけているのを見つけた。今日は節分。最高のタイミングだ。乾燥しきった小さな鉢の中。水をやりたいと思っていたが、この冷え込みの中で、水をあげても凍りついてしまうのではないかと思っていた。日中、気温が上がると言うので水を遣ろうとして覗くと、ぽつんと小さな白い花。何と、咲いているではないか。

花というか、まだ蕾の状態だが、花茎は5ミリ足らず。白く花弁に見える部分は、本当はガクなのだというが、私にとってはどちらでも良い。清楚で今にも消え入りそうな可愛さ全体がセツブンソウなのだ。

ウィキペディアデ検索してみると、キンポウゲ科のセツブンソウ属。石灰岩質の土壌に多く、関東以西に自生すると言う。本来はヒョロヒョロと伸びる茎の高さが10センチほど。葉はキンポウゲ科独特で切れ込みが深い。花は盛期には1・5センチ位になる。周囲が緑に包まれる初夏までには、はかなくも命を閉じる「スプリングエフェメラル」だが、福寿草とともに一番早く花を付ける一種だろう。

庭の鉢で咲いたものは、4年ほど前に埼玉県小鹿野町の自生地に見物に出掛け、そこで販売していたのを買ってきたもの。元気で生き続けている。今、1本だけ芽を出したが、背丈は1センチほど。地面にくっつくように蕾が育っている。自生しているのは小鹿野でしか見たことが無い。落ち葉を押し分けるように背を伸ばしていたのが印象的だった。一度、管理されずに自生しているセツブンソウに会って見たいものだ。栃木県南部のどこかに咲いていると聞いたことがある。


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稲村山から高岩方面

2011-02-02 09:01:48 | 里山

上信越自動車道を松井田ICから軽井沢方面へ。碓氷峠に差し掛かって間もなく、巨大なアーチ型の橋脚を越えた辺りの右手に、端正な三角形をした目立つ山を見たことがある人もいると思う。ここが「稲村山」(952メートル)。岩でゴツゴツした妙義の山々のなかでは異色。

国道18号碓氷バイパスに入って間もなく、前記の橋脚を越して直ぐわき道を左折。数件の民家があり、小猿2,3匹を連れた猿の家族が餌を漁っている。洗濯物を干している老人がいたが“猿も老人も”お互いに無関心の様子だった。つい先日、逃げ出した猿の捕り物を、間抜けなテレビ(面白ければそれがベスト)が、連日報道していた。山あいの小さな集落の人と動物の“不思議な距離感”は何なのだろう。猪や狸を含め、動物たちには農作物などかなり被害も受けているはずだが・・・。

わき道に入って5-7分。赤坂橋と書かれた小さな端の手前に駐車スペースがあり、ここが登山口。林道に沿って歩き出す。カチカチに凍りつき歩きにくい。15分ほど歩くと「八風平」方面との分岐点を左に分け入ると、ようやく登山道らしくなる。カラマツ林に差し掛かると薄っすらと雪が残っている。10分ほどで鞍部にでる。ここからは広葉樹林に変わる。端正な三角形の姿を見せるだけに、登りの手応えはある。登山口に「約40分」と所用時間が書かれていたが、丁度40分で山頂に着いた。

山頂の展望は素晴らしい。目の前に高岩がドンと構え=写真=その彼方に榛名の連山。北西側には細い噴煙を上げる浅間山。奥(裏?)妙義の岩峰も威容を誇っていた。


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シジュウカラ

2011-02-01 08:14:30 | 野鳥

つい先程、この鳥のことをネットで調べてみるまで「シジュウガラ」と覚えていた。「ガラ」が悪いのではなく、トキの島では?私の実家ではそうなっていたと言うことだけの話だが・・。「ガラ」で検索すると、ヒットした一番先に「カラ」ではありませんか?とあり、間違っていたことを知った。実のところ、昨年の冬まではヤマガラもシジュウカラも区別は無く、頬が白いから「ホオジロ」とおもっていたのだ!!

私が散歩や山歩きで動き回る範囲では、一番多く目にする小鳥。枯れたつる草の間や草むら、低木の枝などを素早く飛び回る。グレーを基調とした地味な色彩で、華やかさは無いが、素早い動きと青みがかった主翼の白い紋がマッチしており、好みのタイプ。

この鳥もスズメの仲間で、シジュウカラ科のシジュウカラ属。測ったわけではないが、大体の資料で体長は13-15センチ程度と書かれているのでこの範囲。昆虫からムシ、木の実まで何でも食べるようだ。私が野鳥に注目する冬の間は、群れを作って行動すると言うから、それで数が多いと感じるのかもしれない。

じっとしていないので、数が多い割りに写真に撮りにくいが、これは庚申山総合公園内で餌付けしている場所があり、その近くにいたものを何とか捕らえた。

 
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