啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ドクダミ」

2015-06-04 15:36:35 | 山野草
「ドクダミ (八重)」 ドクダミ科
 西日本は梅雨入り、関東地方でも久方ぶりの雨。乾燥した状態を、解消するほどの雨ではなかったが、土がうるおい、草花も元気を取り戻したように感じる。恵みの雨は良いけれど、梅雨の雨雲がもたらす強い雨は、時として、災害をもたらす。昨日から、九州では、土砂崩れのニュースが伝えられている。
 子供の頃、庭の日陰とか、裏庭などの場所で、よく見かけた記憶があるドクダミ。触ると、独特な臭いがあり、あまり好きではなかったし、花として気にもとめていなかった。しかし、緑の葉に、白く4枚の花(実際は総苞片で、花びらはなく、その上の黄色い穂が花の集まり)が、実に清楚である。アップした個体は八重だが、白い花が、段々に重なって咲く姿も珍しい。図鑑によれば、十の薬効があり、「十薬」ともよばれるという。煎じて飲んだり、腫れ物に貼ったり、民間薬の代表とか。そういえば、ドクダミの葉を乾燥させ、化粧水を作ったり、美肌効果があるというので、布袋に詰め、お風呂にいれた記憶がある。 繁殖力が非常に旺盛で、抜いても、抜いても、どうしょうもなく増え、雑草として嫌われ者のドクダミだが、毒をやっつけるという薬効があるのだから、あまり邪険にできないかも。
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「ヤマボウシ」

2015-06-02 15:42:19 | 庭の花木
「ヤマボウシ」 (山法師) ミズキ科
 5月連休に、苗を植えた夏野菜、キュウリ、ナス、ついに収穫。形は、ちょっとばかり良くないが、スーパーで売っているのとは全然味が違う。特に、とりたての新鮮な野菜は、口に含むと、独特の青臭さがあり、香りも良い。どんな形であろうと、消毒せず、自分で育てたものには、愛が詰まっている。野菜には、いろいろな病気がつきものだが、友人から、コンパニオン・プランツなるものを教えていただいた。トマト、ナス、キュウリなどを植えるとき、ニラを一緒に植えると、アブラムシ退治に良いそうだ。ニラパワーで虫が来ないのだという。雨が降らない、温度が高い、そして乾燥。今は、野菜の値段が高い。
 街路樹として庭木としても植えられているヤマボウシ。樹、全体にたくさんの花びらをつけ、遠くからでも、すぐに見つけられる。しかし、白い4枚の花びらのように見えるのは苞。実際の花は、苞の真ん中に、黄色の小さな花が球状に集まって咲いている。秋になると、紅く熟し、食べることができる。美味しいというほどでもないが、甘さがあり、独特な食感。葉も美しく紅葉し、茶花として楽しんでいる。
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