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ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

夢見:地下都市への出張

2022年05月21日 | 浅き夢見し

久々に荒唐無稽な夢らしい夢


数日インフルエンザにやられ
た後に見た夢。こういう夢を
見られること自体、快復の印


内容よりも目覚めたときに、
「元気になったもんだな~」
と、そっちでちょっと感動


=============


「私」は地下都市に出張に来
ていました。思い出せる最初
の部分はすで数日滞在した後
だったらしく、けっこう勝手
が判ってきた頃の話でした。


まず、地下にいるのを忘れる
ような明るさでした。電気の
なせる業とはいえ、日中の
明るさが保たれていました。


そして、ミニチュアのような
町ができていました。どこが
果てか判らない巨大なドーム
の中には道があり、人が行き
交っています。でも乗り物は
ないのでみな歩いています。


道の両側には店や家の代わり
に部屋がびっしりと並んでい
ます。ドアを閉ざして中が見
えないのは事務所か家


ガラス張りで大勢の人が正面
を向いて座っているのは教会


子どもたちが外まで走り回っ
ていたのは幼稚園といった具
合に、地上の街並みが小さく
凝縮されて揃っていました。


「私」は香港から来たという
色白で小太りな黒縁メガネの
オタクの典型のような若い男
性と知り合いになりました。


彼はウェブデザイナーだと言
っていて、狭い部屋で1日中パ
ソコンに向かっていました。


何回か会って親しくなった後
「私」は疑問に思ったことを
思い切って聞いてみました。


「ねぇ、ここの人って地上の
人とちょっと違わなくない?
人種とか宗教とかじゃなく、
何かが違って話がかみ合わな
いような気がするんだけど」


ははは。もう気づいたのか。
そうなんだ。多くの人はここ
で生活が完結してるから、地
上や地上から来た人に興味が
ないんだよね。ボクはクライ
アントが地上にいるから毎日
のように彼らと話してるけど
地上と接点がない人もいる」


これで「私」の疑問は100%
解消しました。地下の人は誰
もがフレンドリーなのに、な
ぜか会話が上滑りして深まら
なかったのです。地上の人間
の剥き出しの好奇心に比べ、
地下の人たちはかつて暮らし
た地上に未練はなく、話が食
い違っていたらしいのです。


この香港人とだけは食い違い
を感じなかったので、「私」
は仕事が終わると、地下の生
活の様子を根掘り葉掘り聞き
彼も相手をしてくれました。


彼によると、地下都市に住む
には1年か半年のビザが必要
で、1年ビザを取って来る人
は定住を目指す人が多く、だ
いたいそのまま居つくそう。
彼のビザは半年でしたが、
「しばらく居てもいいかな」
と、生活に満足そうでした。


「地下だなんて送電が止まっ
たら、水も空気も供給されな
くなるのに、なぜ定住



より大きな疑問を抱えつつ、
「私」は仕事中でした。ビジ
ネススーツの男女が慌ただし
く動き回り、政治経済フォー
ラムの準備の真っ最中です。


著名ゲストスピーカー、パネ
ルディスカッション、テーマ
ごとの分科会と、地上と地下
同時中継での大規模フォーラ
ムという鳴り物入りの企画


しかし、地上では「地下初」
という点のみに注目が集中し
地下では地上で決まる政治・
経済にはとんと興味が注がれ
ず、自分がなにをしているの
か判らなくなってきました。


「まぁ、仕事なんて往々にし
てこんなもの。終われば大成
功の自画自賛だろうしね」

と妙に達観しつつ、とっとと
仕事を終えて地上に帰ろうと
思いつつ持ち場に戻ります。



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