ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

自由とは

2009-08-17 05:50:40 | 不動産鑑定
本日の天気は

複雑な社会になったモンだから、ってことなのか。。。

日銀は先般、ワーキングペーパーシリーズにて「賃金はなぜ上がらなかったのか?
─ 2002~07 年の景気拡大期における大企業 人件費の抑制要因に関する一考察 ─」
なるレポートを発表いたしました。

従来より、

「企業の業績が伸びても従業員の賃金が増えない」

と、囁かれ続けておりましたが、コレを検証した一レポートってことになります。

内容の方はリンク先をご覧頂ければよろしいかと思いますが、なんせここにも述べられているとおり、世の中が変わってしまったってのがね、一番の要因のようです。

グローバル化により不確実性要因が各段に増える一方、株主構成の変化に伴う労働効率性の低下や、原材料仕入価格の上昇等、賃金を押し下げる数々の火種が毎日刻々と積み上がっていくので、世界の中で企業が生き残るには、融通の利く部分から手を付けざるを得ず、これを前提に成長路線を確保してる、てな状況みたい。

とくに、直接的な原因とはなっていないものの、間違いなく世の中が「株主」を向くようになったっちゅーことがデカく、結局、そーすることによって投資家にはますます有利に、労働者にはますます不利な体制が出来上がってしまったという印象です。

とはいえ、企業が栄えなければ投資家も潤うことがなく、そのためには大事な大事な労働者も十分な生活が出来るようにしなければ元も子もございません。

ですんで、思うに、株式会社やってんのにヘンな話なんですけど、「べらぼーに儲けよう」と思っちゃやってけないようなね、気が致します。

「みんな食ってる?OK?OK?じゃ、次、いこか!」

みたいなのがイマドキの本当の「株式会社」なのかなー、なんて感じるのです。

自由経済の「自由」や「競争」の定義が、10年前とはガラっと変わっちゃったんでしょうね、きっと。

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