ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

理念のズレ

2010-04-20 05:42:06 | 不動産鑑定
本日の天気は

先般、民事再生法の適用を申請した山形・銀山温泉の旅館「藤屋」。

例のCMで有名になられたジニー女将でご存知の方も多かったことでしょう。

経営難の要因は諸説言われてますけれど、おそらく「理念のズレ」という一言に集約されちゃうんじゃなかろうかと思われます。

女将は当初より近代風デザインへの大改装には猛反対していたそうですし、そのような表面上のモノ全てがエッセンシャルな部分より発せられていることに気付き、そこのズレの解決なしには持続困難と判断したんだろうと。

ま、推測でしかないんでね。本人達じゃないと真実はわかんないけど。

よく考えると、普段「ん?」って思う行動や考え方を取られている方々やシーンに直面するときって、大抵はその根本が明らかに自分とズレてるっての多いですね。

勿論、反対に相手もそう思ってるハズだし、自分がダメダメなときも多いんです(いや、もしかすっとこっちがワルイことの方が多いのかもしれんが)。

でもって、それが単純な日常レベルでの話しで留まっている間は大きな捩れを生み出すまでは至らないけれど、徐々にエスカレート、もしくは妥協の幅を広げすぎた場合、エライ結果につながりかねん、なーんてね、思っちゃいました。

だって、リンフィールド大を御卒業されている才女が、アレだけ日本の文化や日本人そのものへの理解を深めていた中で起こったことですから、そりゃぁ、起こるべくして起こったと考えるのが普通でしょう。

単に合わなかったってことじゃなく、理念のズレ、これに尽きます。

よく会社とかに訓示とかあるけど、アレってホント、大切だと感じます。

われわれ不動産鑑定士にも以下の遵守すべし五訓ってのがございましてね。



一.良心に従い、誠実に鑑定評価業務を遂行しなければならない。

一.専門職業家としての誇りと責任感を昂揚し、安易な妥協をしてはならない。

一.自己の信念に基づいて行動し、公正中立の態度を堅持しなければならない。

一.職務上知り得た秘密事項については、正当な事由なく他に漏らしてはならない。

一.常に能力・資質の向上をはかり、自己研鑽につとめなければならない。


少なくとも、そこにズレが、あってはならないのです。はい。

さっ、今日から地価調査。がんばりまふ。

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