ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

知るってことは

2010-04-28 05:32:35 | 不動産鑑定
本日の天気は

まだ独立する前、ご相談ごとである会社の上層部の方と打ち合わせをしたときのお話。

ワリと最初は方向性というか「何をどうしたいのか?」って部分も曖昧な状態でしてね。

このまま黙って聞いてても埒があかないってんで、こちらの方からその場で考えられる限りのイロイロなケースを想定し、なんだかんだ話してやっとこさ問題点と解決策を提示することができました。

んで、「じゃ、その方向でいきましょか」みたいなところで、相手の方が

「そうしましたら、後日、相談役の了承得て最終的にGOということに」

とおっしゃいまして。

ははぁん。

なんか今一ギコチない部分があんなーと思ってたけど、それなのね。うんうん。わかりやしたー、じゃー、連絡、まってまーす、ってな感じでその場は終わりました。

結局、そのときの話は流れ、なんとなーくですけど残念な方向へ(具体的には、潰れた)向かってしまいました。

で、後になってよくよく聞いてみると、そんときの「相談役」ってのは単なる相談役じゃなくって「取締役相談役」っつー肩書になってたそうで、そりゃもう経営については一言申してもイイ立場ですし、それまでの経緯を考えると代表者が「お伺い」ってんですかね、するのが当たり前みたいな雰囲気だったらしいです。

当件に限らず、世の中には(というか日本特有のモノなのか?)この手の話は多ございまして、実権がどこにあんのかってのを十分理解して取り掛からないと二度手間、三度手間ってのが起こりうるし、下手すっと命取りになるってこともあるんだということを強く感じざるを得ない出来事でした。

我々はこーした成り立ちというか背景というか、最初は知るすべもなく取り掛かるのが普通ですけれど、考えてみると、人生相談なんかと同じで、他人事に関わるということは、すべてについて知ろうとすること以外に道はないんですよね。

自分は占い師じゃないからカードとかのツールを使うことはできないけれど、開襟のうえ飛び込む方法によって本質を掴もうとすることは出来ると。

「知る」ってことは、案外、勇気のいることなんだなーとね、思います。

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