The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『警部補グッドマンの事件簿』S3:リリース情報 & trailer等

2025-03-17 | 海外ドラマ
”BEYOND PARADISE”: S3

BBC : 6 episodes

新シーズンに更新されることは分かっていたのですが、何となくしばらくご無沙汰して 新情報を
チェックするのが遅れていました。
いきなりですが、シーズン3のリリース日が発表されました。

“Death in Paradise”(『ミステリーinパラダイス』)のスピンオフとして製作されたこのドラマも 2023
年に英国で最も視聴された新ドラマとなり、最新シリーズは平均で約700万人の視聴者を集め、BBCの
2024年のトップドラマの1つとしての地位を固めたとの事。
以前も書きました様に、個人的にもご本家よりこのスピンオフの方が気に入っております。

そして新シーズンとなる”シーズン3”は、

2025年3月28日(金) BBC One で放送開始とのこと

昨年12月に”クリスマス・エピソード”が放送されて(日本では未放送)、その回をシーズン3のエピ
ソード1と解釈している様ですので、シーズン3を ”全7エピソード” としている場合もある様です。



BBCによるシーズン3の概要は、
「チームは、郡境の川で発見された遺体、不可解なチョコレート ボックス中毒、長年の農場での確執、
海での薬物密輸事件など、次期シリーズで数々の不可解な事件に直面する。警察署を離れたマーサとハ
ンフリーは里親として予期せぬ困難を乗り越えなければならない。一方、マーサの昔の恋人アーチーの
再登場は予期せぬ課題をもたらす。一方、エスターは私生活で意外な展開を経験し、アンは健康不安の
後につらい記憶と対峙し、ケルビーは自己発見の旅に乗り出す。」
と発表しています。

S3のキャストは、
クリス・マーシャル:DIハンフリー・グッドマン
サリー・ブレットン:マーサ・ロイド
ザーラ・アフマディ:DSエステル・ウィリアムズ
ディラン・ルウェリン:PCケルビー・ハートフォード
ハーバラ・フリン:アン・ロイド
フェリシティ・モンタギュー:マーゴ・マースティン

そして、ジェイミー・バンバーがマーサの元恋人アーチ―・ヒューズ役で再登場
ゲストは、
ヒュー・デニス、スティーブ・オラム、ギャビー・ベスト 他









美しい海辺の町シップトン・アボットの景観が楽しめ、そしてハンフリーさんをはじめとする警察の仲
間も嫌味がなく良い味を出しる面白いキャラクターだし、なかなか楽しみなドラマなのです。

が、唯一ハンフリーさんとマーサの結婚問題、そして何より子供(里親? 養子?)の問題があまり大き
な比率を占めなければ良いな・・・(個人の感想)と感じています。

又、S3ではマーサの元恋人が再び登場する様ですので、何やら騒動が起きなければ良いが・・・。

S3のofficial trailerは

https://youtu.be/SA4jzMN9gyg

日本での放送は未定。
発表され次第追記します。



(source : BBC, WhatToWatch、Wales Online & etc.)






これから読む予定のミステリ:Mar./02(2025)

2025-03-15 | ブックレヴュー&情報
※ 『まぐさ桶の犬』 若竹七海

文春文庫 2025年3月5日発売

【内容概略】
≪「鼻からポタポタと血を垂らしながら考えた。いったいどこのどいつだ、わたしを殺そうとしてい
るのは……。
心当たりは、ありすぎるほどあった」(本文より)

葉村晶も五十代に突入し、老眼に悩まされるお年頃。
魁皇学園の元理事長でミステリのエッセイストとしても名を馳せた乾巌、通称カンゲン先生に、<秘密
厳守>で「稲本和子」という女性の行方を捜してほしいと頼まれた晶。
彼女の一人娘は学園の理事だったが、本屋で万引きしたとして留置中に急死していた……。
高級別荘地の<介護と学園地区構想>など、さまざまな思惑が絡み合い、
やがて誰もが予想のしない結末へ! ≫

タフで不運すぎる女探偵・葉村晶。
吉祥寺のミステリ専門書店〈MURDER BEAR BOOKSHOP〉でアルバイトとして働きながら、〈白熊探偵
社〉のただ一人の調査員として働いている。

大好きな葉村晶シリーズ、5年ぶりの書きおろし長編の文庫化です。

等身大で年齢を重ねてきた晶さん、アチコチ身体の不具合も感じながら相変わらずタフで頑張っている
んですね。パワーを貰えます。

個人的にはもう一つの注目点が、”MURDER BEAR BOOKSHOP” と晶さんの事務所があるのが 馴染みの
”吉祥寺” である事。
アチコチ場所の名前やお店の名前がが出るたびに、此処はあそこだ! ここは此処かな?今度行ってみよ
う・・とか思い浮かべながら読む楽しみもあります。

それと、富山店長によるミステリに関する蘊蓄が半端なく凄い!(大変参考になり、勉強にもなります)

※ 『リストランテ・ヴァンピーリ』 二礼樹

新潮社 2025年3月19日発売

【内容概略】
≪おれは吸血鬼に会ったんだぜ、本当さ。
食材として冷凍されていた男が生き返り、おれは咬まれ、殺されかけたわけだけど、冷静に考えるに最初か
ら仕組まれていたんだ――。銀翼戦争後の北の街を、解体師のオズヴァルドと美少年ルカ、白髪の殺し屋エ
ヴェリスたちが駆ける!≫

珍しくヴァンパイア物です、結構好みです。
勿論初読みの作家作品ですが、新潮ミステリー大賞受賞作だそうです。

”驚異の筆力と世界観で、選考会をぶっちぎりで勝ち上がった圧倒的ヴァンパイアミステリー!”
とあり、選考作家先生方絶賛のお言葉が出ていますので、否が応にも期待が膨らみますね。

※ 『砂男』 有栖川有栖

文春文庫 2025年1月4日発売

【内容概略】
≪都市伝説“砂男”を調べていた学者が刺殺された。
死体にはなぜか砂が撒かれていて……。
奇怪な殺人事件に火村とアリスが挑む表題作など、
これまで雑誌掲載のみとなっていた
幻の〈火村シリーズ〉2作をはじめ、
〈江神シリーズ〉やノンシリーズの
貴重な作品6編が一冊に ! ≫

すべて単行本未収録。
”火村英生の幻の事件”、そして江上二郎シリーズからの作品
江神二郎と火村英生が一冊で競演する、
贅沢なミステリ作品集。

だそうです。
久しぶりの有栖川作品。 楽しみです。




(source : 文春文庫、新潮社 & etc.)





『SOKO:リンツ特別捜査班』日本初放送

2025-03-12 | 海外ドラマ
”SOKO : Linz”

2022年:13エピソード

このドラマの事は初めて知りました。
ドイツとオーストリアが舞台の大人気長寿クライムドラマだそうで、オーストリア、ドイツ、チェコの
国境三角地帯を舞台に リンツ特別捜査班の活躍を描くクライムドラマとの事。

”SOKO”とは、Sonderkommission(特別捜査班)の略語で “ゾーコ” と読むそうです。

ドイツの公共放送局ZDFとオーストリアの公共放送局ORFで長年愛されている大人気クライムドラマシリーズ。
2020年まで42年間も続いたミュンヘンが舞台のオリジナル版が1978年に始まると、ライプツィヒ、ケルン、
ウィーン、ポツダムなど、ドイツとオーストリアの様々な都市を舞台にしたスピンオフが続々と制作され、現
在までに放送されたスピンオフは10作品を超える。本作は2022年に制作された最も新しいシリーズで、オー
ストリアのリンツ編。

との事。

色々な国を舞台にしたスピンオフとは言え、30年以上続いているシリーズだそうで、それだけでも内容、人
気のほどが伺えます。

今回日本初放送は、
アクションチャンネルにて

2025年4月5日(土) pm5:00 スタート 2週連続一挙放送
(4月5日:7話連続、 4月12日:6話連続)


今回日本初放送予定の ”リンツ編” は、
≪ベテランで生真面目なヨハンナと、思慮深いベンのコンビによる聞き込み捜査を中心に、上司のネーレ、
警察医のリッチー、アシスタントのアレックスなど、様々な才能が集結した5人のチームで、難事件を解
決していく。≫
と言った感じの内容らしいです。
(アクションチャンネル)











キャストは(あまりお馴染みではないのですが)

ヨハンナ・”ジョー”・ハイジンガー:カタリーナ・ジュテンベルガー
ベン・ハルバーグ:ダニエル・ガウロフスキー
ネレ・オルデンド:アンナ・ハウスバーグ


これまでもヨーロッパの国境を境にした国が協力して行う捜査を扱ったドラマは『ザ・チーム』、や『ク
ロッシング・ライン』など幾つかあったと記憶していますが、どの作品も面白かったですね。

国境線をまたぐ犯罪は 島国日本では予想もできない内容の事件が起こっています。
そんな犯罪を扱うドラマは興味深い内容が色々あると思います。

今回のドラマもそんな意味で興味ありで、どんな風になっているのか楽しみな作品の一つです。

今回初放送となる ”SOKO:リンツ” も既にシーズン3迄製作されている様です。

S1E1のtrailer(短いし、ドイツ語ですけど・・・)

https://youtu.be/KdB9dUGj6VM





(source : アクションチャンネル、ZDF, IMDb & etc.)






「The Au Pair」(原題)リリースその他追加情報

2025-03-09 | 海外ドラマ
”The Au Pair”(原題)

チャンネル5 :4 エピソード

昨年第一報としてご紹介したこのドラマですが、その後全く情報が出ないまま どうなったんだろ
うと時々気になっていました。

先日ようやくファーストルック、リリース日等が発表されました。



前回書きました様に、何といってもこのドラマのキモは(個人的に?)出演者でして、
ポアロでお馴染みのデヴィッド・スーシェ、『ヴェラ』を降板したエイデンことケニー・ドウティー
が出演しているという事。
(『ビヨンド・パラダイス』のサリー・ブレトンも出演していますけど・・・)

”Au Pair” (オーペア、オペア)とは何かと言うのは前回書きましたので、省略します。

キャストは(繰り返しになりますが)
ゾーイ・ダルトン:サリー・ブレトン
ジョージ(ゾーイの父):デヴィッド・スーシェ
クリス・ダルトン(ゾーイの夫):ケニー・ドウティー
サンドリーヌ(オーペア):ルドミラ・マコウスキー












ようやく出ました!Trailer

https://youtu.be/V8fVRRtyiRo

このドラマの概要は前回書きましたが、念のため再度 :
ゾーイ・ダルトンはハンサムで成功した夫、愛らしい二人の子供、そして絵のように美しいイギリス
の田舎町にある豪華な家等すべてを持っている様に見える女性。
しかし夫婦関係にも問題が生じ、又糖尿病の父親が隣に引っ越してきたことでプレッシャーが高まっ
て来る。
色々問題を抱えるようになり、彼女はしぶしぶながらオーペアを雇う決断をする。
魅力的な若いフランス人女性サンドリーンが登場すると、家庭に不穏な変化が生じ始め、長い間隠さ
れていた真実が表面化し、次第に制御不能に陥るようになる。

”家族、信頼、隠された真実の複雑さを深く掘り下げる ” ドラマになっているとされています。

冒頭に載せた番宣ポスター、それにイメージ画像などからも明らかに予測出来そうな展開になりそ
うですね。
サスペンスドラマになるのでしょうか?
(ようやくお目見えしたtrailer からもイメージできますもんね)

今回のドラマに関しては、何度も繰り返しますが、ドラマ出演が随分久々のサー・デヴィッド(と
は言え、『ポアロ』の繰り返しの何度目かの再放送でも毎日のように拝見してはいましたが・・・)。
そして、”ヴェラ”のエイデン降板後初の出演となるケニー・ドウティーが目玉です。

チョット話はそれて余談ですが、ケニー・ドウティーの奥様はアシュリー・ジェンセン(”シェトラ
ンド”のルース・スカダー)なんですってね。
通常俳優さんたちのプライベートにはあまり興味がないので全く知りませんでしたが、遅ればせ
ながら、チョット意外な組み合わせ(?)かな・・・・と。

そして、ようやく発表された英国初放送は、
2025年3月10日(月) Chanel 5 とのこと。

現時点で日本放送あるかどうか全く分かりませんが、放送を期待しています。

※ 関連第一報は

★“The Au Pair(原題)”にデヴィッド・スーシェ他出演決定



(source : Chanel 5, WhatToWatch, IMDb & etc.)

これから読む予定のミステリ:Mar./01(2025)

2025-03-07 | ブックレヴュー&情報
※ 『読書会は危険?〈秘密の階段建築社〉の事件簿』 ジジ・パンディアン

創元推理文庫 2025年3月19日発売予定

【内容概略】
≪本を取るとひらく本棚や、レバーを引くと現れる秘密の部屋――そんな仕掛けを得意とする〈秘密
の階段建築社〉。元イリュージョニストのテンペストが働くこの家業の最新の仕事は、ある家の地下
室を改装して読書コーナーや読書会スペースを作ること。そして今宵その地下室で、種も仕掛けもあ
る交霊会がひらかれる。だが明かりが点滅するなか、8人が囲むテーブルの中央に死体が忽然と……。≫

以前ご紹介した『壁から死体? 〈秘密の階段建築社〉の事件簿』に続く第2弾です。


インド系にルーツを持つ元イリュージョニストのテンペスト(名前が凄い!)が主人公。

ミステリとしては軽いのですが、インドの料理、イリュージョン等に惹かれます。
たまにはこの様なタッチの作品も肩がこらずに楽しめるのです。

※ 『おぼろ迷宮』 月村了衛

KADOKAWA 2025年3月1日発売

【内容概略】
≪おんぼろアパート『朧荘』に住む女子大生夏芽は、まるで異次元に迷い込んだかのような不可解な
出来事に遭遇する。〈謎〉を解決するのは、隣に住む正体不明の老人、鳴滝。尋常ならざる人脈と驚
異の推理力を駆使する彼は一体何者なのか。街にはびこる不可思議な事件の謎を、凸凹コンビがス
イーツを食べつつ華麗に解決!
謎の老人鳴滝の正体とは一体――。≫

こういう作品結構好きです。
脳みそ振り絞る難解なミステリの合間に気分転換もかねて。

※ 『サハラの薔薇』 下村敦史

角川文庫 2019年12月24日発売

【内容概略】
≪生き残るのか正義か――究極の葛藤。手に汗握る冒険小説×予想外のラスト!

エジプトで発掘調査を行う考古学者の峰は、念願の石棺を発掘するが、見つかったのは死後数ヶ月のミ
イラだった。失意の中、何者かの襲撃を受け、峰は危うく難を逃れる。だが今度は講義先のパリへ向か
う飛行機が墜落。そこはなぜかサハラ砂漠だった。峰は生き残った者たちとオアシスを目指すが、同行
者はみな秘密を抱えており、やがて殺し合う事態に……。
生存か正義か。究極の選択の果てに訪れる結末とは。徹夜必至の王道冒険小説。≫

偶然目に留まったこの作品は新刊ではないのですが、”エジプト”、”サハラ砂漠”、”ミイラ”等の文字が
躍っていると思わず引き込まれてしまいます。 大好きワードです。

又、内容概略を読むと この作品はミステリのジャンルではないのかもしれませんが、好みのジャンル
の様な気がします。

ところで・・・・
”サハラの薔薇”と云えば、”Rose de Sahara”(砂漠のバラ)。
思い出しました。

(画像お借りしました)

その昔チュニジアに行った時、砂漠で売っていて珍しさのあまり思わず幾つか買ってしまった事があり
ました。 後になって思えば結構な値段だったような気がしますが(アラブ語のみで英語が通じない & 言
い値)、不思議な物だし、とても気に入ったので良しとしました。
今でも大事に飾ってありますが、ネットで調べると今は日本にも結構出回っているようですね。
重いのにわざわざ遠くから持って帰ったのが・・・・まぁ良いっか。

あれ?話がすっかり逸れました。
久しぶりにチュニジアと”砂漠のバラ”を思い出しましたので・・・・。


(source : 創元社、角川 & etc.)